モデル長谷川理恵さんの著書「野菜美人」には、食事やダイエットに対する本人の意識の変化が書かれています。
 
10代から20代前半の期間は、長谷川さんでも食事に関して紆余曲折があり、太ったりやせたりしていたようです。

その過程は「野菜美人(レビューあり)」の9ページに詳しいので、概要を以下にまとめます。

・イギリスのインターナショナルスクールに留学していた高校生時代
本人いわく、「人生で一番身体をいじめた時期」で、寮の食事が口に合わず日本から送られてくるレトルト食品や現地のジャンクフードばかり食べていたそうです。
 
寮の友達と羽目を外すことも多く、「暴飲暴食の3年間」でした。
 
・「太った」という自覚が無いままイギリスから帰国
長谷川さんの太った姿に驚く家族や友達の様子を見て、「我に返った」そうです。
 
しかし、お母さんの作ってくれる食事を普通に食べていたら、半年間で自然に10kg体重が落ちました。
 
(管理人より余談を)
以前ネット上で見た話です。
 
かなり太り気味だったアメリカ人の男の子が、日本へホームステイしました。
 
数ヶ月後男の子の母親が、日本を訪れ男の子に会ったところ、ものすごくやせてしまっていました。
 
母親は「子供が虐待されていたのでは?」と疑いましたが、男の子いわく「違うよママ!体の調子がすごく良いんだよ!」
 
日本で生活し、普通に日本の食事をとることで自然と体重が減ったのだそうです。
 
これは長谷川さんのケースと同じですね。やっぱり和食は良い!というわけですが、最近は日本の食事情もだいぶ崩れているのが気になるところです。
 
 
長谷川さんのダイエットについて続けます。
 
長谷川さんは大学生の頃、モデルにスカウトされています。
 
その際「プロのモデルでやっていくにはもう少しやせる必要がある」と言われたため、自己流でダイエットを開始しています。
 
しかし方法としてはかなり無茶なもので、それはなんと・・・
 
一か月間毎食湯豆腐だけで過ごす。
 
というダイエットでした。
「体重はみるみる減った」そうですが・・・
 
・朝は起きた瞬間から疲れている
・大学では講義の内容がろくに耳に入らない
・お風呂に入っていると星みたいなものがチカチカと目の前にちらつく

 
という状態でした。
 
それでも他のモデルさんを見ると自分の方が太っているようで、「食べてはいけない」という強迫観念にとらわれていたそうです。
 
 
長谷川さんの場合はちょっと極端だと思いますが、似たような考え方は、実は意外と多くの一般女性も持っているのではないでしょうか?
 
「食事はパンだけ」とか「一日一食しか食べない」とか・・・。
 
程度の差こそあれ、「やせたい」「食べてはいけない」という強迫観念は非常に多くの女性が感じているという印象があります。
 
やがて長谷川さんは、ほとんど「骨と皮だけ」になるほどやせてしまうのですが、そんな姿を見たある人が、長谷川さんにちょっとした言葉をかけます。
 
その言葉が長谷川さんに「気づき」を与え、転機をもたらしたそうです。
 
・・・そのある人とは?
 
長谷川さんに転機をもたらしたのは・・・長谷川さんのお父さんが言ったこの言葉でした。
 
「海外のスーパーモデルはきちんと食べて運動して体を鍛えて、健康的な体つきをしているよね。その方が美しいんじゃないかな」
 
 
これを聞いて長谷川さんは「食べてもいいから運動すれば良いんだ!」と考えるようになり、
 
・自分のできる範囲でジム通い
・白米を五穀米に
・炭酸飲料を野菜ジュースに

 
といったことを実行し始めます。
 
するとみるみる体調も回復し、健康を維持したままスタイルもキープできるようになりました。
 
長谷川さんというとマラソンのイメージがありますが、始めたきっかけは決して積極的なものではありませんでした。
 
もともと運動は嫌いで、マラソンもやる気は無かったのですが、ホノルルマラソン出場の話が来た時に「いいですねー」と社交辞令で軽く答えたらいつのまにか話だけがどんどん進み、出ることになってしまったのです。
 
ところがジムに通ったり、マラソンのトレーニングを続けるうちに、手足の冷え、肩こり、腰痛といった女性にありがちな症状が無くなり、カゼもひかなくなり、肌の調子も良くなりました。