女性にっこりよく笑うお母さんの母乳には、赤ん坊のアレルギー反応を低下させる物質が含まれているそうです。
 
大阪・守口敬任会病院の木俣肇医師は、アトピー性皮膚炎の子供を母乳で育てている母親に「チャップリンの映画」か「天気予報」を見てもらいました。
 
そしてそれぞれの母親が母乳を子供に与えたところ、チャップリン映画を見て笑った母親の母乳を飲んだ子供のアレルギー反応が著しく低下したのです。

笑った母親の母乳はメラトニンが高濃度で含まれていました。
 
アトピー患者はメラトニン分泌が少なくなるので、アレルギー反応が抑えられるカギになるのはメラトニンではないかと考えられています。
 
ただし・・・
 
睡眠改善のためにメラトニンを飲んだらアトピーが悪化したという話も某掲示板で見かけたことがあります。
 
母乳とアレルギーの関連で、藤田紘一郎名誉教授は「赤ちゃんを食物アレルギーにしないためには、母乳をできるだけ長く飲ませるのが良い」と主張されています。
 
藤田教授によると、母乳をやめて離乳食が早すぎると赤ちゃんの腸が傷ついてしまうことがアレルギーの原因になるそうです。
 
藤田教授のこの説と真っ向から対立する主張もあるようですが、「離乳食は遅らせるほうが良い」という意見のほうが支持されている印象があります。
 
母乳は他にも赤ちゃんにいい影響を与えるようですし。