06年12月1日の世界エイズデーで世界におけるHIV感染状況が報告されました。

世界のHIV感染者は3950万人で、04年前に比べて260万人も増加しています。
 

 
年間の新規感染者数は40万人増の430万人、エイズによる死者は20万人増の290万人と推計されました。
 
HIV感染者は全世界で増加しています。

世界各地域のエイズ状況

サハラ以南のアフリカが特に深刻な状況で、新規感染者は2年前より20万人多い280万人にも上り、累計感染者数は2470万人にもなります。
 
この地域だけで世界中の感染者の63%、エイズ死亡者の72%が集中しています。
 
東欧・中央アジアで顕著な増加が見られ、感染者数が140万人だった2年前から170万人まで増加しています。
 

日本を含む東アジアでも、中国での感染拡大などにより62万人から75万人に増えました。
 
感染者の内わけとしては、東欧と中央アジアでは三分の二が注射器による薬物中毒者、インドを除く南・東南アジアでは性産業従事者と客が二分の一を占めています。

ウガンダのエイズ対策 かつてはHIV感染が爆発的に増加

ウガンダでは90年代初め、地域によっては人口の30%がエイズ感染者という深刻な数字が報告されていました。
 
その後、政府の取り組みにより現在は感染率約6%と、以前に比べれば大幅に改善されました。
 
ウガンダは世界で最初にHIV感染が爆発的に広がった国であり、国家元首がエイズの拡大を自国の緊急事態として世界に発信したのもウガンダが初めてです。
 
ウガンダ政府は、93年までに主要4都市にVCTセンター(自発的な検査施設)やエイズ情報センターを開設しています。
 
これらの機関を国として最初に、さらにはどの国際機関よりも早く導入したのです。その結果2000年代にはエイズ感染率が劇的に減少しました。
 

ウガンダのエイズへの取り組みはエイズ撲滅を目指す他国の指針となります。日本も多いに参考にしたいものです。
 
ちなみに最近(2017~2018年)の日本では、梅毒の流行が取りざたされています。
 
梅毒やヘルペスは、HIVの感染リスクを上げます。これらに罹患すると感染後皮膚に湿疹ができ、傷ができやすくなるためHIVが入り込みやすいのです。
 
こういう事実も含めて、日本でも性感染症についての教育をもっと充実させなくてはいけません。

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