いまではすっかりおなじみになったサウナ。
発祥はフィンランドです。
サウナは発祥地フィンランドで神聖な場所 白樺の枝葉は妖精の化身
フィンランドの家庭には日本のような浴槽は無く、代わりにサウナが必ずあります。
約500万人の人口に対し、サウナはおよそ200万あるそうです。
サウナがついているアパートも多く、留学生が使うシェアアパートにさえ共同サウナが設置されていることもあるとか。
フィンランドのサウナではストーブの薪や建物にも白樺を使います。
サウナに入っている人が、葉付きの枝で身体を叩いているのを見たことはないでしょうか?あの枝も白樺です。
昔からフィンランドでは白樺を森の妖精の化身だと考えていて、サウナストーンに水をかけたときに出る蒸気も、白樺を経て現れた妖精なのだそうです。
古代フィンランドではサウナを神聖な場所としていました。
単なる浴室としてだけではなく、死者を葬る前に身を清める場所として、またお産にも使われていました。
日本でサウナが普及するきっかけになったのは、1964年の東京オリンピックです。
選手村に設置されたのを機に全国に広がっていきました。
(このコンテンツは雑誌「Training Journal」2012年11月号(Amazon)71~73ページを参考にしました)