アロエとはギリシャ語で「医者いらず」を意味しています。
 
いろんな症状に効くので、日本でも多くの家庭で栽培されてきました。 

アロエにはアロエチンという成分が含まれていて、殺菌と解毒作用にすぐれています。
 
やけどやすり傷に使うときは、アロエの生葉を水洗いし、薄く皮をはいで中身のゼリー状の部分を取り出します。ゼリー部分を患部にあて、包帯などで固定しておくと治りも早くなります。
 

 
アロエを使う際は、症状が軽い場合だけにしましょう。範囲が広い、あるいは深い傷のときは逆に細菌を増やして悪化させることもあります。
 
アロエに含まれているアロエニンという成分には、整腸作用があり、便秘を解消してくれます。
 
主に葉の表面に含まれるアロインという苦味成分は、二日酔いや食べ過ぎに効果があります。生葉をよく水洗いして、そのままかじると即効性があります。
 
アロインには強烈な下剤作用があるので、妊娠している女性は食べてはいけません。
 
アロエチンには、日焼け後の消炎効果、メラニンの増加防止効果もあります。 アロエを切った時に出るぬるぬるした多糖体は、肌の乾燥を防ぎうるおいを保ちます。
 
アロエ化粧水を作るには、キダチアロエの葉をよく洗いざく切りにし、焼酎に2ヶ月くらい漬け込めばOKです。
 
花王生物科学研究所の発表によると、アロエに含まれる「クロモン類」という成分はメラノサイトの増殖を抑える効果を持っているそうです。
 
臨床でも効果は確認済みで化粧品などへの応用が期待されています。