玉ねぎは値段が手ごろで最も身近な野菜のひとつではないでしょうか。
私はカレーをよく作ることもあり、私の厨房にも常備されています。
手に入りやすいうえに、健康維持サポートの頼もしい味方にもなってくれる、玉ねぎはなかなかイイ感じの食品です。
玉ねぎに健康面で期待できること
たまねぎに含まれるイオウ化合物は血液をサラサラにする効果があることがわかっています。
血液が血管に詰まるのを未然に防いでくれるわけです。
玉ねぎは血栓防止に適しているだけでなく、コレステロール値や中性脂肪、血糖値を正常にする働きもあります。
加熱すると栄養分が半減するので、生で食べるのが良いでしょう。
たまねぎを切る時に涙が出るのはアリシンの刺激によるものです。
アリシンは消化液の分泌を促すので食欲増進につながり、殺菌作用もあります。アリシンはビタミンB1と結合するとアリチアミンという物質になり、体内に長くとどまって疲労回復を助けてくれます。
玉ねぎには肉を軟らかくする作用もあります。
玉ねぎを泣かずに切る方法
玉ねぎを調理していると、玉ねぎの香味成分・硫化アリルによって涙が止まらなくなるときがあります。
これを防ぐには・・・
・換気をしっかりする
・玉ねぎを冷蔵庫で冷やしておく。
(硫化アリルは揮発性なので温度が高いほど蒸散しやすい)
・包丁を濡らしながら切る
(包丁の水分に硫化アリルが溶ける)
・・・といった方法があります。
飴色になるまで玉ねぎ炒め もっと手軽にできないか?
私はかなりのカレー好きです。
評判の良いお店の話を聞くと、機会を見つけて足を運びます。
食べるのと同じくらいに、作るのも好きです。好きなのですが、作るほうはネックになっていることがあります。
それは、玉ねぎをアメ色になるまで炒めることです。
ちゃんとしたカレーを作るには、これは基本かつ必須とも言える手順です。(玉ねぎを使わないカレーもありますが)
「アメ色玉ねぎ」で作るカレーが美味しいのは承知しているのですが、超めんどくさがり&ズボラな私は「どうにかもっとラクにできないかな?」とずっとアンテナを張ってきました。
何人かの料理人に聞いても、「こればっかりはじっくりやるしかないですねぇ」という答えばかり。それらしい単語でググッてみても、ピンと来る情報は意外とありません。
しかし、執念で(?)アンテナを張り続けた結果、使えそうなやり方をキャッチしました。現時点でわかったものをまとめて紹介します。
■一度冷凍させた玉ねぎを炒める
(参考)
あめ色たまねぎを20分→5分で作る方法 その2
nanapi.jp/161/
■玉ねぎを刻んでレンジにかけた後、炒める
キッチンペーパーを敷いた耐熱皿に玉ねぎを入れ、ラップをかけて、600Wのなら3分、500Wなら3分30秒レンジで加熱。その後、フライパンで炒めれば短時間で飴色に!
(参考)あめ色たまねぎを20分→5分で作る方法 その2
http://nanapi.jp/2255/
料理人だけど外食バカにすんのやめて欲しい・・・
http://minisoku.blog97.fc2.com/blog-entry-1726.html
■薄く千切りにした玉ねぎを揚げてしまう
一気に飴色になります。「フレンチの鉄人」坂井宏行さんがテレビでやっていました。
■どうしても玉ねぎを炒めるのが面倒なら、オニオンパウダーを使う
反則だろ!とツッコミを受けそうな、あくまで最後の手段です。あるシェフから教わりました。
(ちょっとズルいやり方なので、シェフが積極的に勧めたわけではありません)
カレーを自作する際は試してみて下さい!
玉ねぎの皮でお茶 作り方 ケルセチンの効果
MSNトピックスさんにこんな記事がありました。
ペラペラなのに何で?玉ねぎの皮にスゴイ若返り効果が
topics.jp.msn.com/onna_blog/food/article.aspx?articleid=703476
「血液サラサラ」効果で有名な玉ねぎは、その皮の部分に、より多くの健康効果が期待できるのだそうです。玉ねぎの皮部分には、ポリフェノール「ケルセチン」が実の部分より20倍も多く含まれています。
ケルセチンは抗酸化作用を持ち、ビタミンCの吸収を助ける働きがあります。加えて、脂肪の燃焼と排出を促進し、脂肪の吸収を抑える効果もあります。
「紫外線などの害から実を守るため、野菜や果物の皮周辺は抗酸化物質などの栄養素が豊富」とは、よく知られています。
私もリンゴやニンジンなどは皮ごと食べたり料理していましたが、玉ねぎの皮は当たり前のように捨てていました。
とはいえ、玉ねぎの皮をバリバリ食べるのはちょっとキツいものがあります。(やってもいいんでしょうけど・・・)
そこでちょっと調べてみたところ、玉ねぎの皮は煮出してお茶にするのが最もポピュラーなようです。
作り方は・・・「とにかく煮る!」でイケそうです。
ネット上では、
「玉ねぎ二個分の皮を4リットルの水で煮る」
「玉ねぎ三個分の皮を1リットルの水で10分ほど煮る」
「玉ねぎ二個分の皮を1リットルの水で10分ほど煮る」
など、結構バラバラでした。
煮すぎると苦みが出るようです。
ただ煮るだけで手間はそれほどかからないので、アンチエイジングに興味のある方は、試してみてはいかがでしょうか。