薄毛と治療薬 必要な使用期間など 前立腺がんとの関連

春は1年の中でも最も頭皮が脂っぽくなるんだそうです。
 
また春は生活環境が変わり、何かとストレスを受けやすい季節でもあります。
 
頭皮の脂っぽさやストレスから、抜け毛が気になって薄毛治療薬を利用し始める方が増えるかもしれません。
 

男性型脱毛症は額の生え際と頭頂部から進行します。
 
一ヶ所、もしくは数ヶ所でまとめて髪の毛が抜けるのは円形脱毛症であり、薄毛治療薬では治せません。皮膚科などを受診する必要があります。
 
 
「ストレスがあると薄毛になる」と言われるように、円形脱毛症はストレスと深い関係があります。
 
しかし男性型脱毛症はストレスとはほとんど関係が無く、主な原因は遺伝といわれています。
 
 
男性型脱毛症の治療薬としてはフィナステリドとミノキシジルを含んだものが代表的です。
 
フィナステリドは内服薬に含まれていて、発毛を妨げる働きをする男性ホルモンの増加を抑えます。医療用医薬品なので、医師の処方が必要です。
 
一方のミノキシジルは塗り薬に含まれており、毛髪の成長を促進する作用があります。フィナステリドと併用して使用されることが多いようです。
 
ミノキシジルは薬局で購入することができます。
 
 
どちらの治療薬も、効果を発揮させるためには一定期間継続して使用する必要があります。
 
フィナステリドなら最低でも6ヵ月、ミノキシジルは朝晩2回使用で最低でも4ヵ月は継続使用しないと効果はのぞめません。
 
毛髪量を維持していくためには、さらに長い期間での治療が必要になることもあります。
 
薄毛の治療には根気が必要だと言えそうです。
 
 

若くして薄毛の男性は前立腺がんになりやすい?海外の研究

「がん科学紀要」誌2011年2月号で発表された研究結果によると、若くして薄毛になった男性は、前立腺がんのリスクが増加するそうです。
 
フランス・デスカティス大学やカナダの大学などが共同で実施した調査では、20歳の時点で男性ホルモン性の脱毛症を自覚している人は、そうでない男性に比べて約2倍前立腺がんになりやすいことがわかりました。
 
 
研究グループは338人の前立腺がん患者と281人の健常者を対象に行われ、病歴および20歳、30歳、40歳時点での薄毛の有無について4段階の聞き取りを行いました。
 
その結果、20歳時点で明らかに薄毛の兆候があると自覚している人は、そうでない人に比べて2.01倍前立腺がんのリスクが高かったのです。
 
一方で、30歳、40歳での脱毛の有無と、前立腺がんリスクには有意な関連は見られませんでした。
 
 
「リスクが2倍」とは、あまり軽視できない増加度ですね。
 
20代で薄毛を自覚している男性は、「自分は前立腺がんリスクが高い可能性がある」と意識しておき、ある程度の年齢に達したら、検査等を欠かさないなどの注意が必要と言えそうです。
 
 

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