脳外科医が教えるボケ予防15か条 天野惠市著」(現在は「ボケずに長生きできる脳の話」に改題されています)という本を読みました。
 
この中に、水泳好きの私の興味をひく項目がありました。
 
15か条の11番目は、「長生きするには泳ぐ」という内容なのです。

「泳ぐとなぜ長生きできるのか」の理由を、要旨と引用でまとめてみます。(158ページから163ページを参考にしています)
 
以下、「」内は引用です。
 
天野医師は、水泳について次のように書いています。

水泳は全身運動であり、スポーツの中ではもっともお勧めのスポーツだ。
 
水泳の効用はいろいろあって、全身の筋肉の適度かつバランスの取れたトレーニングであるばかりか、肥満対策にはもってこいだし、心臓や呼吸機能の向上にも有効だ。
 
水泳を始めて喘息が治ったという話もある。

その他にも、水泳には
 
・肩こり、首の凝りが改善する
・水に浸かっているだけでも精神的に良い
 
といった効果が期待でき、特に後者については

陸上動物であるわれわれ人間は、異質な環境である水中に身をおくことで、動物としての原始的な緊張感や新鮮な刺激感をからだに感じて脳を活性化し、その人の精神心理に好影響を及ぼすのだ。

としています。
 
水泳と脳については別コンテンツでも紹介しています。
脳に良い運動や動作・習慣など
 
身体と脳の健康を保って長生きするために、水泳はうってつけの運動なのです。
 
長寿のために水泳を勧めている天野医師ですが、注意点も指摘しています。
 
「高齢者の場合は『楽にやる』ことが大切で、『苦しく感じる』や『めいっぱいやる』は禁物」
 
だそうで、専門家の指導を受けるべき、とも主張しています。
 
私が金曜日の夕方プールに行くと、必ず泳いでいる年配の女性がいます。1時間くらいは泳ぎ続けられているでしょうか。まさに「元気はつらつ」という言葉がピッタリで、水泳仲間の皆さんとの会話も弾んでいるようです。
 
私が女性の年齢になった時も、同じくらい元気でいられるように、水泳を継続してみようと思います。