近年は寒くなると、いわゆる普通の季節性インフルエンザ(以下季節性)に加え、新型インフルエンザ(以下新型)にも注意が必要になりました。

ワクチンを接種しようかな?と考えている方も多いのではないでしょうか。
 

 
そこで、ワクチンに関する知識をQ&A方式でまとめてみました。
 
「意外と見落とされてないかな?」と思えるものを集めています。

インフルエンザワクチンQ&A 開始時期や効果継続期間など

Q 新型用のワクチンはいつから接種できるの?
 
A 国内産ワクチン接種は10月下旬から始まり、年度内に2700万人分、外国産は年末・年始から年度内に5000万人分を確保する予定になっています。
 
 
Q 新型用のワクチンはどこで接種できる?
 
A 接種を実施している医療機関については、住んでいる市町村のホームページで確認できます。
 

 
Q 新型用ワクチンを接種するには、いくらかかる?
 
A 原則として1回目の接種は3600円、2回目は2550円です。(例外があります)
 
 
Q ワクチンさえ接種すれば、インフルエンザには感染しない?
 
A ワクチンには感染を完全に予防する効果は期待できません。つまり、感染する可能性はあります。感染しても重症化しない、という効果は期待できます。
 

 
Q ワクチンの効果っていつから始まり、どれくらい続くの?
 
A ワクチンを2回接種した場合、接種から2週目ごろに効果が出始め、1か月後にピークになり、5か月後くらいまで持続します。
 
 
Q 季節性のワクチンは、新型にも効果がありますか?
 
A 今のところ、季節性のワクチンは新型には有効でないと考えられています。
 

 
Q ということは、季節性と新型両方に備えるために、二つのワクチンを同時に接種してもOK?
 
A ワクチンの種類によっては検討が必要な場合があります。よって、同時接種を希望する際は必ず医師と相談してください。
 
 
Q ワクチン接種による副反応(副作用)はありますか?
 
A 接種した部位が赤くなる、痛むといった症状が出ることがあります。そのほかにも発熱、頭痛、悪寒、倦怠感、ワクチンに対するアレルギー反応などの副反応が出る可能性があります。これらは新型・季節性両方のワクチンで起きますが、いずれも2~3日で消失することが確認されています。
 

 
Q ワクチンは妊婦および授乳中の女性が接種してもOK?
 
A 新型・季節性どちらのワクチンも接種して問題ありません。妊婦さんは妊娠期間を問わず、いつでもOKです。