インフルエンザが流行する時期になると、ウイルスを「H○N○型」といった型式で呼ぶことがあります。
この「H」と「N」はそれぞれ
「ヘマグルチニン」
「ノイラミニダーゼ」
という二つのたんぱく質の頭文字をとったものです。
Hには16種類、Nには9種類あり、組み合わせによってH5N1型(鳥インフルエンザ)などと呼ばれます。
鳥インフルエンザのH5、H7、H9型は毒性が強いことで知られています。
「インフルエンザ」は、16世紀のイタリアでつけられた名前です。毎年冬になると流行することから、寒気や天体の運行がインフルエンザの発生に影響しているのではないかと当時は考えられていました。
そこで、「影響」を意味するラテン語にちなんでこの病気をインフルエンザと名づけられたそうです。
インフルエンザは日本には江戸時代、長崎へ最初に上陸し、その後何度か全国的に流行しました。
日本では「谷風」「お七かぜ」「琉球風」「お駒風」といった、当時の世相から名前がつけられました。
「インフルエンザ」の名前が蘭学者によりもたらされたのは幕末で、「流行性感冒」の訳があてられました。
インフルエンザを防ぐ方法としてワクチンの予防接種があります。
予防接種の効果は自分が持っている免疫力の強さに比例します。そのため若い年代の人には高い効果を発揮しますが、子供や高齢者で免疫力が弱っているとワクチンの効果が低くなってしまいます。
また若い人でも過労や睡眠不足、偏食などが続くと免疫力が低下します。若くても不摂生な生活が続くとワクチンの効果が弱くなってしまうのです。
こうした理由から、ワクチンを摂取したからといってもインフルエンザ感染を100%防げるわけではありません。
「効果はない」という人もいますが、管理人は「うがい」はカゼ・インフルエンザ予防に効果的と考えています。
それもお茶でやればさらに効果がアップするのではないでしょうか。
2009年の11月にこんな報道がありました。
熊本の御船町にある高木小学校(児童数131人)の生徒は緑茶でうがいをしていて、その効果か11月9日までにインフルエンザにかかった児童がひとりもいないのです。
熊本市内では学級閉鎖が相次いでいるにもかかわらず、です。
この小学校の北森校長が以前赴任していた学校でお茶うがいを試してみたところ、インフルエンザの拡大が抑えられました。
そこで高木小でも試してみたら、どうやら新型インフルエンザ抑制にも効果を発揮できている、とのこと。
インフルエンザが猛威を奮っている中、ひとりも感染者が出ていない(9日の時点ですが)のは、「お茶うがい」の効果は確かにある、と考えていいのではないでしょうか。
私も体験してますけど、お茶うがいは確かにイイです。
お湯やうがい薬もアリですが、お茶うがいはちょっとばかり「別格」な気がします。
非常にサッパリするのでぜひお試しあれ。
インフルエンザウイルスの呼び名「H○N○」とお茶うがいの効果 熊本の例
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