日本語学者でエッセイストの山口仲美さんは、大腸がんに膵臓がんと、立て続けにがんを発症しています。
 
いずれも摘出手術をしましたが、医師からは
 
「がん化していた部分は取り除きましたけど、細かい血管やリンパ管にはがん細胞が浸潤していますよ」
 
と言われました。
(このコンテンツは雑誌週刊新潮 2015年2/26号62~63ページを参考にしています)

それ以後、山口さんは「がん細胞に好かれないための努力」をしています。
 
にんじん
 
その努力とは、がん予防のために「赤」と「青」のジュースを毎日飲むことです。
 
「赤」のジュースは人参、レモン、リンゴで、「青」のジュースはジャガイモ、小松菜、キャベツ、大葉、ピーマン、すりゴマが材料です。
 
それぞれ一杯ずつ作るので、結構な時間がかかりますが、飲むと身体が「シャキッと新鮮になる」ので、毎日欠かしません。
 
身長159cm、体重52kgと標準体重をキープしているのもこのジュースのおかげのようです。
 
山口さんの朝食メニューの例はこんな感じです。
 
胚芽米のご飯に超薄味の味噌汁、納豆、焼き海苔、ネギ入り卵焼きに、大皿一杯の野菜サラダ。食後にミカンとヨーグルトを食べます。
 
趣味で習っているイタリア歌曲は、歌うときに使う横隔膜の上下運動で、内蔵をマッサージする目的もあります。
 
ヨガ教室にも通っていて、普段使わない筋肉と複式呼吸を鍛えます。「ヨガに行くと、日常忘れがちな深い呼吸を思い出す」そうです。
 
近年は私も深い呼吸を意識しています。
 
仕事などで集中する場面、緊張する場面では特に呼吸が止まらないよう気をつけます。
 
こういう場面って、息をつめてしまうことが多くないですか?
 
日常生活では、車を運転していて右折する時とか、車道に合流する時とかですね。
 
もちろん、緊張・集中している時でも呼吸が止まっているわけではないので、窒息することはありませんが、疲れが溜まりがちになります。
 
仕事の合間にでも、肩甲骨を後ろに寄せて胸郭を広げつつ、深い呼吸をしてみて下さい。頭がスッキリ、クリアになるのがわかるはずです。
 
深い呼吸は意外と習慣になりにくいのですが、思い出した時にでも実践すれば間違いなく健康にプラスになってくれますよ!