みのもんたさんが06年の1月に患った腰痛は「腰部脊柱管狭窄症」です。
背骨には、脳からの神経が通る脊柱管という空間があります。何らかの理由によりその管が狭くなると神経が圧迫され、痛みやしびれを引き起こします。
症状のひとつに「間欠性跛行(はこう)」があります。歩行中に痛みがひどくなり歩行困難になりますが、座るなどしてしばらく休むと再び歩けるようになる、という症状です。
歩行中に限らず、しばらく立っているだけでもしびれなどの症状が出ることもあります。
前かがみの姿勢をとると楽に感じるのも特徴のひとつです。これは脊柱管が広がるためです。逆に身体を後ろに反らす動作は脊柱管を狭くして神経を圧迫してしまいます。
こういった特性から、日常生活では杖を使う、自転車に乗るなどの工夫をすると症状がやわらぎます。
脊柱管狭窄症の原因と治療法
腰部脊柱管狭窄症の原因には生まれつき脊柱管が狭いこと、加齢による脊椎の変形、腰椎のずれなどがあります。
基本的な治療としては次のようなものがあります。
・消炎鎮痛剤による痛み止め
・けん引や電気治療による物理的な症状の緩和
・コルセットによる固定
・局所麻酔を患部に直接入れる硬膜外ブロック
これらの治療を三ヶ月ほど行っても改善が見られない場合は手術を選択することもあります。
みのもんたさんも手術で痛みを解消しています。
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