女子プロゴルファーの福嶋晃子さんは2009年の2月に胆石が見つかり、胆のう摘出手術を受けました。
 
福嶋さんの家系は胆石ができやすいのだそうです。
 
福嶋さん本人は、胆のう摘出をそれほど深刻に考えていなかったようですが、手術後は体質が変わってしまって非常に辛い日々が続きました。

大好きだったはずの肉は、ベーコン1枚ですら口にすると気持ち悪くなり、脂ものを食べすぎると吐き気や下痢に襲われるようになりました。
 
身体がだるい日が続き、ツアーでも最終日まで体力が続きません。結局、2009年は一勝もできませんでした。
 
本人も弱気になり、引退まで考えましたが、「まだやれる」という意地と周囲が福嶋さんを支えました。
 
家族の助言と協力を得ながら食事を野菜中心に替え、ツアー休止期間にはしっかり休養をとるよう心がけたのです。
 
そうした努力の甲斐あって、2010年の国内女子ツアー・CATレディースゴルフトーナメントで福嶋選手は復活優勝を遂げました。
 
試合後のインタビューでは
 
「いつ辞めようかと、そればかり考えていた。まだまだこれで終わりじゃない。頑張らないと」
 
と、涙と共に笑顔を見せています。
 
 
こちらの記事を参考にしました。
晃子が脱肉食系で復活V/女子ゴルフ
www.nikkansports.com/sports/golf/news/p-sp-tp1-20100823-669238.html
 
胆のうは胆汁を蓄積する器官であり、胆汁は肝臓で作られます。そのため胆のうを摘出しても日常生活に大きな影響は出ない、というのが定説です。
 
しかし福嶋さんのような症状が出るのも事実なわけで、胆石を作らないに越したことはありません。
 
胆石の原因には、よく知られている高脂肪・高カロリーの食事と並んで、急激なダイエットも挙げられるそうです。