カール・ゴッチ氏は日本では「プロレスの神様」と呼ばれており、日本のプロレス界に多大な功績を残しました。
ゴッチ氏は2007年7月28日、82歳で亡くなりました(大動脈瘤破裂が死因といわれています)が、80歳を過ぎても毎日二時間のトレーニングを欠かしませんでした。
カール・ゴッチ氏の筋肉トレーニングと食事
ゴッチ氏の筋肉トレーニングは、マシンやバーベルなどの機材を使わないのが大きな特徴です。
(※管理人注:一部のトレーニングでは、ゴッチ氏も機材を使っていたようです。最下段で紹介している船木さんの動画を参照して下さい)
ゴッチ氏のモットーは「常に積極的に前を見て、歩き続けること」であり、新しい練習法・トレーニング法をいつも追求していました。
「マキシック」というラテン語が原書の、筋肉の機能・鍛錬法を説いた論文などもトレーニングにとりいれており、
人間の代表的な筋肉は表側に32ヶ所、裏側に28ヶ所、まずは筋肉を覚えて、そして頭で全ての筋肉を動かせるようになりなさい。トレーニングには1メートル四方の部屋と鏡があればよい。
と考えていました。
ゴッチ氏は一日二食で、野菜を多く食べるように心がけています。豚肉は食べず、アルコールは赤ワインだけしか飲まなかったそうです。
ゴッチ氏は宮本武蔵を敬愛しており、五輪の書も愛読していました。プロレスのリングに上がらなくなってもトレーニングを続けたのも、「求道」という意識があったのかもしれません。
下で紹介している船木さんの動画では、67歳にして2千回スクワットをした、というエピソードが語られています。
ゴッチ氏のプロレスラーとしての評価は分かれることが多いようですが、生涯トレーニングを続けた姿勢はプロレスという枠にとどまらず評価されるべきではないでしょうか。
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新日本プロレスにゴッチ氏が指導者として来日した際のエピソードや船木さんの団体名「パンクラス」の由来などが語られています。船木さん達がゴッチ氏と疎遠になっていく過程も。