今回は少々重めの話題を。
「日本は超高齢化社会」といわれて久しく、もはや特別な話題という意識はなくなってしまいました。
高齢化に関連し、個人的にインパクトが強かったこちらの記事を紹介します。
欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか
pika2.livedoor.biz/archives/4060490.html
(現在は削除されています)
記事のポイントをまとめます。
■筆者が訪問したスウェーデンでは、寝たきり老人だけでなく胃ろうの患者もいなかった
■それは、高齢あるいはがんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、 胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図るのは非倫理的だという国民の認識があるから
■そのような延命措置は老人虐待という考え方さえある
■口から食べられなくなったら胃ろうはしない、点滴もしない 肺炎を起こしても抗生剤の注射はせず、内服投与のみ
■つまり欧米に寝たきりのお年寄りがいないのは、寝たきりになる前に亡くなってしまうから
私がトシをとり、動けなくなってしまったら「寝たきりの時間を延ばすだけの延命措置は自分には必要ない」と考えています。
家族にはその旨伝えるつもりです。
現在は延命技術が進歩しており、自力での移動はおろか、会話すらできなくなっても、措置によっては「生存」している状態を長期間続けることも可能でしょう。
しかしそれは、「生きている」と言えるのでしょうか?私は、できるなら年をとっても自活し、社会にも貢献したいと考えています。
自分で食事をし、歩き、会話や趣味を楽しみ、家族と郷土と祖国を愛したいと考えています。私の場合、そのために健康に気をつけているのかもしれません。
日本は否応なしに高齢化社会を迎えます。
社会の課題でなく、自分自身や家族といった、身近な問題としてどう対処するか考える機会を持つのも良いのではないでしょうか。