手術後は、待機室で30分ほど安静にしていなければいけません。
その時、手術中も手術後も痛みが無かったなぁ、と気付きました。
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手術時間も案外短かったので、先ほど女性が「楽勝よ!」と言っていたのが理解できました。
目が良い人に 見えることに大感激!
そろそろ点眼麻酔の効果も切れるころ(痛みは全く感じません)、顔の半分が隠れるほどでかいサングラスを渡されました。
手術後一ヶ月間くらいは、なるべく日光を目に当てないようにして、目を保護するためです。
このサングラスをかけてホテルまで帰るように言われたのですが、あまりにでかすぎてかっこ悪いのでちょっとひるみました。ここでもまたターミネーターを想像してしまいました。
徒歩でホテルへ帰り始めたころ、日は少し傾きかけていて、クリニックを出る時に言われたとおり、日射しが少しまぶしく感じました。
しかし!見えるのです!
今までと感じが違うので足元がちょっとおぼつかない感じですが、裸眼にもかかわらず周りの風景がくっきりと。
離れた人の表情や、木の葉の一枚一枚まで浮き出るように見えます。本当はダメなのですが、日陰ではサングラスを外して周りを見回してました。
感動のあまり「うひょー!」とか叫びたかったのですが、変な日本人と思われるのでやめました。
ホテルに帰ってからも、テレビや周りのものがくっきり見えることに感動しっぱなしでした。
手術後は「とにかく目薬!」その理由は?
そして翌日、いよいよカナダ滞在最終日、手術後検査を受ける日です。
朝起きてぱっと目を開けたとき、周りの風景がはっきり見えることにあらためて感動しました。もう慌ててコンタクトを用意しなくてもいいのです。
検査が終わってすぐ空港に向かわなければならなかったので荷物をまとめ、朝一の予約でクリニックに向かいました。
当然視界は超良好です。
手術後検査では特に問題は無く、感染なども全く無しで、これまたあっけなく終わりました。
検査中、とにかく強調されたのが「これでもかというくらい頻繁に目薬をさせ!」ということです。英語で”Lubricate ! Lubricate !” と連呼してました。
これは手術で角膜を切って作ったフラップが、まばたき等でずれることを防止するためです。
切られた角膜はくっつきます
ここで手術の原理について少し。
皮膚を刃物で切っても、しばらくすればもとどおりくっつきますよね。
これと同じように、ぺろりとむかれた角膜の上皮が元の位置に戻されると、角膜の上皮も元通りにくっついてしまいます。復元能力があるわけです。
話によると、手術で作られたフラップも一日であらかた元通りにくっつくそうです。
これに対して、レーザーで削り取る角膜の実質層は復元能力が無いため、角膜は薄いままを保ちます。
よって屈折率を変わり近視が矯正されるわけです。
一日でほとんどくっつくとは言え、まばたきの潤滑をよくするため、念をいれて目薬を頻繁にさすわけです。
目にごみが入った場合でも、目をこするなどは絶対厳禁で、目薬で流すように言われました。
こうしてカナダで無事手術を終え、帰りの途につきました。両眼とも1.0という、「目のいい人」になって熊本に戻ったわけです。
帰りの飛行機からの景色も、裸眼で快適に見えました。
極端にほこりっぽい職場、などといった場合で無い限り、仕事にもすぐに復帰できます。
ただし夜間に車を運転する場合、対向車のライトや信号がまぶしく感じたり、光源の周りに「ハロ」と呼ばれる光のかさができたりします。
この現象もしばらくすると収まります。
手術後気になることといえばこれくらいでしょうか。
手術後注意点 一定期間スポーツはできません
洗顔やシャワーは手術翌日からできますが、目の周りの化粧は二週間はできません。飲酒も、治療後最低一週間は控えなければいけません。
特定のスポーツも一定期間経過しないとできないものがあります。
LASIK手術後のスポーツ開始時期を記しておきます。(以下は、旭書房「徹底解説 近視レーザー治療」を参考にしています)
二週間後 テニス サッカー バスケットボール 野球 陸上 水泳
一ヵ月後 柔道 空手 相撲 レスリング ラグビー アメリカンフットボール
三ヵ月後 ボクシング スキューバダイビング
次のページでは、日本に帰国後の様子を書いてみます。レーシック体験談は次で終わりです。