東京学芸大学教育学部の宮崎義憲教授は、「おなか呼吸歩き」を提唱されています。
文字どおり「お腹で呼吸しながら歩く」だけの簡単な動作ですが、宮崎教授によると1日に30歩行うだけで腰痛や肩こり、さらには偏頭痛、背中の痛みといった症状まで改善する効果があります。
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深い腹式呼吸をしながら歩く やり方のポイント2つ
やり方を紹介します。
鼻と口で深い腹式呼吸をしながら歩きます。
ポイントが2つあります。
・お腹の中まで息を吸い込むよう常に意識し、吐くときはお腹の中の空気を全て出し切ってしまうつもりで吐く。

慣れないうちはお腹に手を当てて呼吸し、お腹の動きを確かめながら歩いてもOKです。吸うときはお腹が膨らみ、吐くときはお腹が凹みます。
お腹呼吸歩きは深い呼吸をするというよりも、正しい姿勢を保つのが目的です。
背筋を伸ばして横隔膜を動かさないと、深い呼吸はできません。
お腹呼吸歩きは30歩行うだけでも効果が期待できます。
通勤時や買い物の途中に気付いた時だけでも続けていけば姿勢が改善され、腰痛や肩こりなどの症状が軽くなるでしょう。
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