以前ネット上で、「実は健康によくない7つの習慣」という記事を目にしました。
英国紙デイリーメイルが、「『健康に良いだろう』と何気なく行っているが、実は身体に良くない」習慣を7つ紹介しているのです。
ロケットニュース24
topics.jp.msn.com/wadai/rocketnews24/column.aspx?articleid=573316
(現在この記事は削除されています)
それぞれに専門家の解説がついており、かなりの反響があったそうです。
その7つを以下にまとめます。
毎日シャワーを浴びる
コンサルタント皮膚科のニック・ロウ氏は、このように主張しています。
お湯と石けんを使って身体を洗うと、皮脂がはがれてしまう。すると乾燥やひび割れ、さらには感染症すら引き起こしかねない。
衛生面に関する現代の過剰な心配は肌に大きな影響を与えており、ほとんどの人は毎日身体を洗う必要は無い。
シャワーを浴びない生活が嫌なら、より温度の低い水で身体を洗うべき。
なんとなく「タモリ式入浴法」に通じるものがありそうです。
毎晩8時間寝ること
ラフバラー大学睡眠研究センターのジム・ホーン教授によると、毎晩しっかり8時間寝るという考え方は現代人のものなのだそうです。
大昔の人間は、獣などに襲われる危険を避けるため、一晩中寝ることはありませんでした。
一日の睡眠をいくつかに分けるなど、もっと柔軟な睡眠スタイルで人間は進化してきたのです。
ホーン教授によると、夕方の早い時間に2時間、夜12時近くに3~4時間、そして夜明け前に2時間寝る、といった睡眠スタイルでも問題ないそうです。
もしかしたら、「規則正しい生活」も、あくまで現代特有の考え方なのかもしれませんね。
歯を磨いた後、口をしっかりゆすぐ
ロンドン・フレッシュブレスセンターのフィル・ステマー歯科医は、
歯磨きの後に口をしっかりゆすぐと、歯磨き粉に配合されていたフッ素を洗い流すことになってしまう。
と主張していて、歯磨き後少なくとも30分は何も飲まないようにしています。
また、ステマー医師は
・歯磨き粉の効果を薄めないため、歯磨き前に歯ブラシは濡らさないほうが良い
・食事の後は、食物の酸や糖が歯のエナメル質を一時的に弱めているため、食後すぐに歯磨きをするのは良くない 食事が終わって少なくとも30分時間を空けて歯を磨くこと
・一番良いのは、食事の前に歯を磨き、食後にノンアルコールの洗口液で口をゆすぐこと
とも主張しています。
便器に座ること
学術雑誌「Digestive Diseases and Sciences」に掲載された研究によると、人間にとっては、座った姿勢よりもしゃがんだ姿勢の方がより自然で、身体に負担が少ないそうです。
よって便器に座る時も、しゃがんだ方が痔や憩室性疾患などの病気になりにくいのだとか。
コンサルタント胃腸科医のチャールズ・マレイ氏は、洋式トイレでも、両足を15cmの台にのせ、身体を前に傾けると良い、としています。
家での掃除
複数の研究結果から、清掃用品を使用すると喘息発症のリクスを高めることが分かっています。
ヨーロッパ10ヶ国の3500人以上を対象にした調査では、普段清掃スプレーを使っている人はそうでない人より喘息にかかる確率が40%も高かったのです。
また、働いている男女100人以上を対象にしたアメリカの調査では、普段家事をしている人は、パートナーに家事を任せている人達より血圧が高いことが分かりました。
私などは掃除をサボる口実にしてしまいそうですが・・・。
胸式呼吸
精神療法士のニール・シャー氏によると、人は赤ん坊の頃は誰でも腹式呼吸をしていますが、年をとるにつれて胸式呼吸を行うようになるそうです。
胸式呼吸では新鮮な空気が肺全体に行き渡らず、古い空気が肺の底にとどまりがちになります。
シャー氏が勧める腹式呼吸は、次のようなものです。
・息を吸い込む際、胸はそのままでお腹を膨らませる その際、下腹部と背骨の間でビーチボールが膨らんでいくのをイメージする
・腹筋を引き締めながら息を吐く
こうした呼吸を1分間に12~20回に行うと、ストレス軽減や高血圧解消などの効果も期待できます。
夕食後にリラックスすること
ケンブリッジ大学の栄養学者クレア・マックエヴィリー氏は、夕食後にじっとしていること、寝る直前の食事は身体の脂肪を増やすことにしかならない、と主張しています。
もしも夜8時や9時に食べるのであれば、食後に20分のウォーキングをすると体重増加を防げます。血糖を運動で消費すれば、脂肪に変わらないということでしょう。
このサイトでも、「夜の食事はとても太りやすい」と強調しています。ダイエットを意識しているなら、夜食べるのだけはどうにかして控えなければいけません。夜食の誘惑を断つのはなかなか厳しいものがありますが・・・。
「実は健康によくない7つの習慣」終わり