ヨガ関連の話題を二つ。
ちょっと雑学的ではありますが。
以前紹介したフリーマガジン「ライブ vol.32」のヨガ特集で、私が「へぇー」と思ったポイントを、フリーライター、鈴木博子さんの巻頭記事から引用させて頂きます。
鈴木さんが、インドでヨガを学び始めた時の話です。
振り返ってみれば当時の私は合掌の意味さえ知らないほど、ヨガに対して無知だった。
右手は聖なるものを、左手は不浄なものを示し、相反するこれらをあわせ持つものが人間なのだ、そして常に胸の中央へ向いている親指は自分を温かく迎え入れることを意味しているなど多くのことを合掌というたったひとつのポーズから学んだ。
「ヨガ 合掌 意味」でググッてみると違う解釈も出てきますが、「合わさる 結びつく 和合する」という意味合いは共通しています。
仏教での合掌も「右手の仏、左手の自分を一体化させる」意味があると聞いたことがあります。
何気ない動作でも、意味を理解して行うとその”効果”がより高まるような気がしませんか?
こうしたことをひとつひとつの動作で意識していくととんでもなく奥の深い世界なのでしょうね。
小山一夫氏のヨガ式腕立て伏せ
ヨガに関してもうひとつは、「ちょっと違う腕立て伏せ」について。
ヨガをベースにした「火の呼吸」を提唱している小山一夫氏が、「ヨガ式腕立てふせ」について書いている記事を目にしました。
スローな動作と呼吸を組み合わせた腕立て伏せで、小山さんによると「わずか6回でも、大汗をかいてしまうほどの効果があります」だそうです。
具体的なやり方を紹介します。
・息を吐きつつ、5秒間かけて身体を床に近づけていく胸と腹が床に着くか着かないかのギリギリまで腕を曲げたところで息を吐き切る
・次に息を吸いながら、5秒間かけて最初の姿勢に戻る
・これを6回行い、慣れてきたら各5秒かけるところを10秒まで少しずつ延長していく
腕立ての動作と呼吸はできるだけ途切れないように、同じ速度と強さで行うことがポイントです。
腕立て伏せは、おそらく最もよく知られているトレーニング法のひとつですが、実はかなり奥が深いですよね。
しかも「真面目に」やればかなりキツいですし、動作などをあまり考えずテキトーにやると筋肉への効果が少ないこともあります。
今回紹介した小山さん式の腕立て、実際にやってみてかなりキキました。
「腕立てでは回数をかせぐ」という考え方もアリだと思いますが、小山さんの腕立てのように「じっくり、ゆっくりやる」動作も試してみてはいかがでしょうか。