米国メイヨークリニックのジェームズ・ビーン博士と信州大学医師チームの共同研究によると、
 
「きつめの歩行三分程度を一日5回ほど繰り返すトレーニングでも正常血圧や筋力をかなり回復できる」
 
ことがわかりました。

この調査は信州大学大学院の研究チームが246人(平均年齢63歳)を対象に実施しました。
 
普段歩く習慣があまり無かった被験者達が、穏やかな3分間の歩行をはさんで、最大酸素摂取量70%レベルの歩行3分間を5回以上繰り返すトレーニングを行いました。
 
これを週4回以上、5ヶ月以上行うと、被験者の血圧上昇を予防し、大腿筋力の低下もかなり防ぐことができたのです。
 
健康的な運動の基本はやはり歩くということでしょうか。
 
しかし、このように筋力をある程度回復できるのはあくまで「きつめ」のウォーキングを行ったときです。
 
私はウォーキングは優れた運動だと思っていますが、ウォーキングだけでは筋肉はつきません。
 
いわゆる「普通の」ウォーキングでは脚の筋力低下を防ぐことはできないと考えています。
 
ある程度の年齢に達して毎日を活動的に過ごすためには、(多少の負荷をかけた)スクワットやレッグエクステンション、レッグカールといったトレーニングが欠かせないというのが私の意見です。
 
私も年をとっても、脚の筋トレは欠かさないようにするつもりです。

ウォーキングの靴の選び方ポイント・注意点

新しくウォーキングやジョギングなどの運動を始める際には、ちゃんとフィットした靴が欠かせません。
 
その選び方をまとめます。
 
靴を選ぶ際は、まず大前提として
 
・必ず左右両方履いてみる
 
のは絶対ハズせません。
 
足の大きさは左右で違うことが多く(軸足が大きく、利き足が小さめ)、片方の足にピッタリの靴でも、もう片方では違和感を感じることもありえます。
 
靴ひもがあれば、ひもをちゃんと締めて履くことも忘れずに。
 
・履いたら歩いてみる
 
靴を履いたら、座ったまま、直立したまま、ということはありません。
 
イスに座った状態でフィット感を調べても、実用としてはほとんど意味が無いのです。
 
同様に、実際に歩いてみなければ「かかとが靴とこすれる」「くるぶしに足が当たる」といったこともわかりません。
 
そのほかのチェックポイントには
 
・指先が靴の内側に当たらない
・過度の圧迫感を感じない
・歩いた時に靴のふちが足のどこにも当たらない

 
といったものがあります。
 
さらに念入りにチェックするなら靴下の存在も考慮に入れましょう。
 
購入を考えている靴を試す際は、その靴を組み合わせて着用するであろう靴下を履いておくと完璧です。
 
ちなみに同じサイズであっても、スニーカーなどのスポーツシューズは、フォーマルな靴(革靴やパンプスなど)よりも小さめになることが多いようです。
 
革靴と同じサイズのスニーカーでは、窮屈になることも考えられます。