米アリゾナ州立大のジョンソン教授の研究によると、ビタミンCには体脂肪を減少させる効果があるようです。
 
06年4月初旬にサンフランシスコで開かれた「全米実験生物学大会2006」で発表されました。
 
低脂肪ダイエットを行っている男女を2グループに分け、一群にはビタミンCを、もう一群には偽薬を与えました。

4週間後、両グループとも減少した体重は4.1kgで差はありませんでしたが、ビタミンCを摂取したグループは体脂肪率が優位に低下していました。
 
これに関連して、「体脂肪率や内臓脂肪率が高い人ほど血液中のビタミンC量が少ない」ことが米国での研究により確認されています。
 
血液中のビタミンC濃度が低いほど、BMI値やウエストのサイズが大きくなったのです。
 
ビタミンCは私も「意識して摂るべき栄養」のひとつと考えています。体脂肪への作用やカゼの予防といった狙いだけでなく、ビタミンCは非常に有用だと思うからです。
 
以前の私はビタミンCが不足すると口内炎になっていました。
 
特に夏場は食品でビタミンCをとる機会が減るので(冬場であれば柑橘類でビタミンCを補給します)サプリを利用してます。
 
 
また夏は汗をかくのでビタミンCが特に不足しがちになります。ビタミンCは水溶性なので体外に排出されやすいため、ある程度意識して摂取しても良いのではないでしょうか。
 
過剰摂取の害も最近は指摘されているようですが、サプリなどで極端に大量摂取しない限り問題ありません。
 
摂取量といえば、健康食品や清涼飲料などで「レモン○個分のビタミンC」という表記が使われることがあります。
 
そもそも、「レモン1個分のビタミンC」とはどれだけなのでしょうか?
 
ビタミンC入り飲料などのメーカーは「レモン1個分のビタミンCは20mg」で統一しています。
 
これは農水省の品質表示ガイドラインに沿ったものです。
 
ちなみに、厚労省が定める食事摂取基準(05年版)によると、成人一日あたりのビタミンC推奨量は100mgです。