以前このサイトで「缶コーヒーを飲みすぎて太った云々」という話を紹介しました。
 
ネットを見ていたら、以前まさにそのものの調査が行われていたようです。06年のデータなのでちょっと古いですが。

首都圏のサラリーマンやOLを対象にして花王が行った調査によると、太っている人ほど飲み物からカロリーを摂取しているのだそうです。
 
www.nikkeibp.co.jp/news/life06q2/504915/
(現在この記事は削除されています)
 
上記サイトより引用させて頂きます。

サラリーマンやOLが1日に摂る飲み物の量は平均1.48リットル。
 
成人の必要量とほぼ同じだが、よく口にする飲み物はコーヒーや清涼飲料水が35%、アルコール飲料が17%と、高カロリーのものが多かった。
 
この傾向は太っている人では著しいという。
 
体型評価(BMI)値が25以上ある「肥満者」をみると、よく口にする飲み物は、缶コーヒー(46%)、アルコール飲料(40%)、 炭酸飲料(30%)など。
 
平日1日に飲み物から摂るエネルギーは平均279kcalで、「標準」「やせ型」の平均208kcalと比べ、約1.3倍という。
 
また、肥満対策として取り組んでいることを尋ねると、全体の76%が「食事に気をつける」と答え、「運動する」が65%でこれに次いだ。一方、「飲みものに気をつける」は46%で比較的少なかった。

この調査を簡単にまとめると、
 
・太っている人ほど缶コーヒーなどの清涼飲料水を多く飲む傾向がある
・ダイエットでは飲み物に気をつける人は少なめ

 
ということになるでしょう。
 
確かにダイエットを心がける際、食べ物の制限は意識しても、飲み物を制限することはあまり無いように感じます。
 
ジュース類などの飲み物は手軽なので、仕事の合間などに頻繁に飲んでしまうこともあるでしょう。(冒頭の私のケースはまさにコレでした)
 
一日に数回ジュース類を飲んでいると、チョコチョコと糖分やカロリーが積み重なっていって、せっかく食事制限をしても意味が無くなってしまいかねません。(カロリーゼロの人工甘味料ならOKなのでは?とも思えますが、この件については下の記事をご覧ください)
 
自販機でジュース類を買うのは男性が多いようです。メタボが気になる男性は特に注意すべきではないでしょうか。
 
これもひとつの「生活習慣」といえるはずです。

カロリーゼロの人工甘味料の注意点

最近は「カロリーゼロ」を売り物にした、様々な人工甘味料入り飲料が販売されています。
 
これまで砂糖を使っていた料理などに人工甘味料を使うことで摂取カロリーを抑え、ダイエットを助けてくれるわけです。
 
スタイルを気にする女性やメタボが心配な男性の支持を集めているようです。
 
ただ、こうした人工甘味料には注意するべき点もあります。
 
海外には、人工甘味料の使用が、かえって体重を増やしてしまう可能性があるという調査結果があります。
 
人工甘味料は脳の満腹中枢に直接入って作用するわけではありません。つまり、摂取しても脳が「満腹になった」と判断しないわけです。
 
ということは、食べても満腹感を感じないため、つい食べ過ぎてしまう可能性が出てきます。
 
08年の2月イギリスのタイムズ紙が、アメリカのパデュー大学で行われたラットの実験を報じています。
 
その実験では、人工甘味料であるサッカリン(カロリーゼロ)か砂糖のいずれかが入ったヨーグルトをラットに食べさせました。
 
するとサッカリン入りのヨーグルトを食べたラットの方が食事量が多く、その結果体に多く脂肪が付き、体重も増えたそうです。
 
これは摂取カロリーと、脳が「満腹になった」と感じるバランスが、人工甘味料を摂取した際には崩れていることから起きたと考えられます。
 
これはラットでの実験なので、そのまま人間に当てはめることはできません。また、コーヒーや紅茶などに人工甘味料を入れて飲む人は少数派でしょう。
 
しかし「人工甘味料を使っているから大丈夫」と考えてしまうのは危険ではないでしょうか。
 
食べる量が増えていないかも一応チェックしてみてください。