映像作家(ハイパーメディアクリエイター)の高城剛さんは「健康オタク」を自称するほど世界各国のダイエット法やトレーニングを研究しています。
高城さんは毎年お正月には沖縄に行き、プロ野球キャンプで人が増える前の二週間ほど「自主トレ」を行います。
この自主トレは、3月から10月にかけて世界中を動き回るための体力を養う目的があります。海外ではろくに運動ができないため、自主トレで朝から晩まで走り込み、筋トレもみっちりやって体を作るのです。
高城さんいわく、この二週間で体重を4~5kg落とし、その分を1年かけて戻していきます。(笑)
忘年会シーズンの年末は一年で一番体重が増える時期です。これをお正月のトレーニングでガツンと減らすわけです。
このコンテンツでは高城さんの厳しい食事制限やダイエット、特殊なマスクをつけての運動について紹介します。
玄米のみ食べる食事制限
ハードなトレーニングをするとはいえ、運動だけで二週間に4~5kg落とすのは容易ではありません。
食事制限も同時に行います。それは「玄米しか食べない」というかなりハードなもの。
ゴマ塩だけをかけて、おかずは一切食べません。たまに汁物をつけ、海外で買ったサプリメントで栄養を補います。
「同じものばかり食べても全く飽きない」高城さんは、普段から玄米しか食べません。フィリピン産の安価なオーガニック玄米を購入していて、海外に行く際も必ず玄米炊飯用の釜を持ち歩きます。
生野菜とタバコは嫌いで一切受け付けません。
運動時にはトレーニングマスクを装着
最近は運動の際には「高地トレーニングマスク(Amazon)」を装着しています。
これは簡単に言うと呼吸に負荷をかけ、肺活量を鍛えるためのマスクです。外見はガスマスクに似た、やや怪しげな代物ですが、効果はバツグンです。
これを装着してイスの上り下りやプッシュアップを30秒単位で5~10分行うだけでも、ヘロヘロになってしまうそうです。
病気のかかりやすさや太りやすい体質かどうかを調べるため、DNA検査も行っています。
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高城さん実践七号食ダイエット
ちなみに、玄米だけの高城さんの食べ方は、七号食(ダイエット)と呼ばれています。普段の食事をおかずなしの玄米ご飯のみに替えることで、自然治癒力やデトックス作用を高めるのです。
・玄米ご飯に味噌汁がつくと六号食
・六号食に季節野菜のみのおかず一品つくと五号食
になります。
品数が増えるほど号数が少なくなり、一号食では好きなものを好きなだけ食べます。
玄米だけしか食べないため、一見ハードな七号食ですが、玄米ご飯であればいくらでも食べてよいというルールです。(実際には、玄米だけそう食べられるものではありませんが・・・)
体内の余分なコレステロールや糖分といった有害物質の排出を促し、ビタミンEなどの抗酸化作用によりさまざまな不調が改善され、肌もきれいになるのだとか。
とりあえずは10日間ほど試すのが一般的です。タレントの原千晶さんも七号食を経験しています。いきなり玄米だけでは挫折する可能性も高く、人によっては玄米が腸に合わないケースもあります。
現在すでに玄米食の習慣があるなら、高城さんの七号食を試してみるのも良いのではないでしょうか。
その際は、事前に下調べをして、無理をしないよう気をつけて行って下さい。
このコンテンツは雑誌「Tarzan 2014年1/9号(Amazon)」 134~135ページを参考にしました。