4月や12月などお酒を飲む機会が増える時期はアルコール中毒に注意が必要です。
特に学生はその場のノリで短時間に大量のお酒を飲むので、リスクも高くなります。
水で薄めたお酒は吸収が早くなるので危険!
アルコールは、水で薄めて飲むとかえって吸収が早くなります。
そのため
「水で薄めたお酒を次々と一気飲み」
は吸収の早いアルコールを大量に飲むことになり、非常に危険です。
こうした飲み方は酔っ払った自覚を持つ前に分解許容量以上のアルコールが体内に入ってしまいます。
こうなると中毒の危険性が一気に高まります。
私が学生だった頃はこれをしょっちゅうやっていた気がします。
焼酎を水で5倍くらいに薄め、量だけは増やして次々飲ませるわけです。コンパではノリで飲ませるので、お酒に強くない人でも飲みすぎてしまいます。
私のように中途半端に飲める人間がコンパの幹事をするとそれはもう大変でした。
幹事は何かにつけ「飲め飲め~!」と煽られる対象なので、ほぼ間違いなく一次会でつぶされます。私も何度も経験しました。
こういう場面では、水で薄めた酒類は非常に多用されます。(安上がりですし・・・)
コンパの賑やかな雰囲気は楽しいですが、アルコールは命に関わります。飲み方(飲ませ方)には節度を持ちたいものです。
酒類を「薄めたからいいだろう」というのは危険だということも頭に入れておいて、「ノリで飲む・飲ませる」ことは絶対にやめましょう!
急性アルコール中毒で意識が無い人には
急性アルコール中毒で誰かが酔いつぶれて意識が無いときは、衣服を緩めて横向きに寝かせ(「回復体位」と呼ばれます)ましょう。
あおむけに寝かせると嘔吐物や舌がノドをふさぎ、窒息することがあります。
必ず誰かがそばに付き添い、嘔吐して呼吸の障害になっている場合は吐いた物を口の中からかき出さなくてはいけません。
呼吸が異常に早かったり、逆に遅すぎると感じた場合は、早めに救急車を呼びましょう。
「一気飲み」の危険性が周知されたためか「学生がコンパで急性アルコール中毒」といったニュースを最近はあまり聞かなくなりました。
かつては学生のコンパ時期になると「学生が急性アルコール中毒で死亡」といった事故がいくつも起きていました。
管理人の地元である熊本でも、大学生がコンパ中に亡くなる事故が起きました。
その学生の両親はコンパに出席していた教授や他の学生を相手に裁判を起こしています。
また別の事故では、コンパで酔っ払った学生がため池に転落して死亡しています。
こういったやりきれない事故を防ぐ一番大事なのは、単純に
無茶な飲み方をするな!
ということに尽きます。
将来のある若者が酒の飲みすぎで命を落とすなど、これほどもったいないことはありません。
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