アウトドアでの活動では虫さされがつきものです。
蚊に刺される程度であれば特に問題はありませんが、毒虫や蛇による被害はそうはいきません。
このコンテンツでは、何より大事な予防の方法や刺され(噛まれ)てしまった場合の対処法をまとめています。
虫刺され ヘビに噛まれる被害 予防と対処法
このエントリーを作成しているのは、ちょうど夏休みが始まるころ。
特に子供さんは屋外レジャーの機会が増えるのではないでしょうか。。
楽しいアウトドアですが、自然の中ゆえに注意することもあります。
代表的なのは、虫刺されや蛇にかまれるといったリスクですね。
2012年5月26日の「日経プラスワン」に、虫や蛇による危険を回避するポイントをまとめた記事がありました。要約して紹介します。
■草むらや山に入るなら帽子、長袖、長ズボンが基本
■肌が露出する部分にはダニも防げる虫よけスプレーを使う
■ダニが入り込むので、衣服やタオル、帽子を草むらに置かない
■自宅に帰ったら、服はすぐに洗濯機へ、身体はシャワーで洗い流す
■スズメバチに襲われたら手で払わず、速足で数十メートル以上離れる
■毛虫や蛾を触らない
■毒蛇に噛まれないため、小川や水田などではサンダルで歩かない
■樹木の穴や落ち葉のたまった場所などに手を差し込まない
不幸にして被害を受けたら・・・
■虫に刺された跡がかさぶたになり、高熱や発疹などの症状が出たら、ツツガムシ病の可能性がある
(ツツガムシ病は、リケッチアという病原体が虫刺されにより感染して起きる病気で、毎年数人が死亡しています。上のような症状が出たら、すぐに医療機関を受診しましょう)
■蜂に刺されてじんましんや呼吸困難といったアレルギーのショック症状が出たら、こちらもすぐに医療機関へ
■蛇に噛まれたら、蛇の特徴を覚えておくと、病院での治療がスムーズに進む 可能なら蛇の写真を携帯電話で撮っておくと完璧
(蛇にかまれて慌てるのは無理もありませんが、多くの場合は救急車を呼んで病院で治療を受けるまでの時間的余裕があるそうです)
刺されない、咬まれないよう予防するのが最も大事なのは言うまでもありません。
虫やヘビだけでなく、熱中症や水難事故、食中毒等にもお気をつけ下さい。
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ブヨに刺されたら 対処法
ブヨに刺されると、痛みを感じる場合と、特に痛まない場合があります。
チクッとかなり激しい痛みが走り、刺された箇所から流血することがある一方、刺されても「蚊に刺されたかな」という程度で終わることがあるのです。
いずれのケースでもしばらく時間が経過すると刺された箇所が赤く変色し、同時に、かゆみや痛みが出てきます。
数日経つと患部が腫れ上がり、時には頭痛や発熱を引き起こします。患部の腫れがひどいケースでは、痛みで歩けなくなることもあります。
かゆいからとかきむしってしまうと新たな傷ができ、そこから細菌が感染して化膿してしまうことがあります。
かゆみと痛みを和らげる意味で、患部を冷やし早めにステロイド含有の軟膏を塗るか、医師の診察を受けましょう。
ブヨは朝や夕方に活発に活動します。この時間に屋外で長時間過ごすなら、虫よけ等を適宜使用しましょう。
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毛虫に刺されたら
毛虫の中には毒のある毛を持つものもいます。毒のある毛に触ると強いかゆみと共に皮膚が腫れてきます。
皮膚に刺さった毛は肉眼では見えないので、患部を刺激しないようにゆっくりとガムテープを張り、軽く叩いて一気にはがし、流水で洗い流しましょう。
うまく毛を除去できれば症状が軽くてすみます。その後、かゆみ止めのステロイド軟こうなどを塗ります。
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蚊はもちろん、ダニ・ノミ・毛虫・ムカデ・クラゲなどによる虫さされ・かゆみにも効果を発揮します。
蚊を遠ざける香り 虫よけアロマスプレー作り方
みかんの皮の汁には蚊を遠ざける効果があります。
蚊は、かんきつ類に含まれている成分「シトロネラール」の香りが苦手なのです。
ただし、みかんの皮の汁を皮膚に直接塗るとかぶれる場合があるのでお勧めはできません。
蚊は、ヒノキなどに含まれる「ヒノキチオール」やシソなどに含まれる「ペリルアルデヒド」の香りも嫌いなのだそうです。
アロマオイルにも虫を遠ざける作用を持つものがあります。
ペパーミント、レモングラス、ゼラニウム、ユーカリ、ローズウッドなどは虫除け効果が高いとされています。
上記のオイル(何種類か混ぜてもOKです)をアルコールで薄めた後、さらに精製水で希釈したものを肌にスプレーすると良いでしょう。
作り方の一例を紹介します。
無水エタノール5ml+アロマオイル10滴未満+精製水45ml
をスプレー容器に移して使います。
肌が露出しているところに吹きかけ(服にかけてもOKです)、香りが弱くなってきたらまたスプレーします。肌にスプレーする際には良く振ることを忘れずに。
市販の虫除けスプレーよりは効果が弱めで、効果の持続時間も短いのでこまめに使う必要があります。
市販品が強力すぎて肌がヒリヒリすることがあるなら、アロマ製の虫除けスプレーを利用してみてはいかがでしょうか。(アロマの虫除けってオシャレですよね^^)
アフリカ旅行でのマラリア感染 予防には
マラリアは日本ではほとんど縁の無い病気ですが、大型連休などを利用して「アフリカに行ってきた」という場合、注意が必要かもしれません。
アフリカから帰って2週間以内に発熱した場合、マラリア感染の可能性があります。
発熱から5日以内に適切な治療を施さないと死亡することもあるので、「カゼだろう」などと軽視してはいけません。
マラリアはマラリア原虫が病原体であり、ハマダラカ(以下「蚊」と表記します)によって媒介されます。マラリア原虫は蚊の唾液中に集まる性質があるのです。
蚊は人間の血を吸う際、血液が固まらないように唾液を注入します。この時に蚊の唾液と一緒にマラリア原虫が人間の体内に入ることがあり、これがすなわちマラリア感染です。
人間の体内に入ったマラリア原虫は肝細胞内で増殖を始めます。
マラリアに感染する人は世界中で年間3~5億人、そのうち死者は100~150万人にも達します。
被害が最も深刻なのはサハラ砂漠以南のアフリカ諸国で、これらの国に出かける場合は特に注意が必要です。
予防には、とにかく蚊に刺されないようにすることが大事で、虫除けスプレーや蚊帳などを適宜利用しましょう。
不幸にして感染してしまった場合、40度ほどの高熱が出ます。熱は比較的短時間に下がりますが、一定時間(48~72時間)ごとに熱が高くなることがあります。
一旦熱が下がるために安心してしまうのですが、必ず医療機関で診察を受けて完治させなくてはいけません。
最近は地球温暖化の影響でマラリアの発症地域が広がっているという指摘もあります。