寝る直前までパソコン作業などをすると、目がさえて眠れなくなるときがありますよね。
また「ネットサーフィンがいつまでもやめられない」ということも。
そんな時の対処法をまとめました。
PC作業で目が疲れたら 温・冷の使い分け
パソコン作業で目が疲れたら、ホットタオルでしばらく目を温めてリラックスすると入眠の助けになります。
目を冷やすのも、スッキリして気持ち良さそうですが、パソコン作業などで目が疲れたときに冷やすのはあまりよくないようです。
その理由としては、
「冷やすと刺激に対する反応が冷気で鈍くなる。一時的には効果があるように感じるが、疲労物質は残ったままになっている」
「冷やすのは充血や炎症、痛みがあるときに限る」
とあります。
対して、10分間ほど目を温めると、即効性は感じられませんが疲労物質を目から出す効果は高いのだそうです。
また、温めることで目周辺や顔の毛細血管を広げ、血行を良くするので肩こりの防止・改善にもつながります。
「冷やす」のが常にNGというわけではありません。「温める」ケースとの使い分けをまとめます。
やけどしない程度のお湯につけて絞ったタオルで目を覆うと血行が改善される。
・充血している時→炎症をおこした状態なので冷やす。
冷水につけて絞ったタオルを目にあてることで炎症を鎮め、充血を取る。
パソコン作業ではほとんど同じ姿勢をとり続けるので、ごく軽いストレッチなどを行うと結果的に緊張がほぐれて快眠の助けになるでしょう。
いつまでもネットをやめられない時の対処法
以前「脳から変えるダメな自分―「やる気」と「自信」を取り戻す(Amazon・レビューあり)」築山 節著 という本を読みました。
築山氏は医学博士で、脳に関する著書も多数出版されています。
この本の中で、「なるほど、コレは使える!」と印象に残った内容があるので、紹介します。
もう寝る時間なのにテレビをいつまでも見たり、インターネットをズルズルと長時間続けてしまうことって、ありませんか?
私は頻繁にあります。特にネットは、「もうやめなきゃいけないんだけどなぁ・・・」と思いつつ、つい宵っ張りになることが何度も。
そんな時の対処法として、築山医師は
「まずは目を動かそう」
と提案されています。(75ページ)
テレビであれば画面から、パソコンやスマホであれば画面からとりあえず目を離すわけです。
「ずっと〇〇を続けてしまう」のは脳の活動が停滞していて、「感情系」が優位になっている状態です。
つまり「やめなければいけない」と理性的に考える「思考系」が劣勢になっていて、「わかっちゃいるけどやめられない」わけですね。
脳の停滞を打破するための「変化」の第一歩が「視線を移す」行為になります。
まずは違う風景を見ることで、脳に小さな「変化」を認識させ、思考系の優位を取り戻すのです。
そのうち手が動き(テレビを消す、パソコンをシャットダウンする、など)、足が動く(寝る準備を始める、など)ようになってきます。
私個人的には、この方法は非常に使えると思っています。
ダラダラとネットを続けていて、「コレはいかん!」と気づいたら、とりあえず窓の外か台所を見ます。
すると不思議と脳が冷静になり(これが「思考系」優位ということ?)、「他にやることあるしなー」と思えるようになるのです。
言われてみれば実に簡単なことなのですが、意外と気づかないのではないでしょうか。
ぜひお試しあれ。