これから超高齢化社会を迎える日本では、認知症、アルツハイマーのリスクや予防法に関する情報は認知”されすぎる”ことはありません。
ということで、アルツハイマーについての話題を。
アルツハイマーのリスクと生活習慣・性格
「アルツハイマー病にかかる人の3つの共通点」を自治医科大学付属大宮医療センターの植木彰教授らの調査チームが発見しました。
その三つとは次のとおりです。
・緑黄色野菜をあまり食べない(活性酸素が抑えられない)。
・水分をあまり取らない(血液が固まりやすくなるので血管が詰まり気味になる)。
日常魚を多く食べているとアルツハイマー病の発症率が低下するのは、欧米各国の研究でも明らかになっています。
その他アルツハイマーの危険因子と考えられているものを挙げます。
・喫煙
・運動
・ストレスを感じやすく、悲観的になりやすい・クヨクヨと悩むことが多い
・高学歴の人は発症しにくいが、発症すると進行が早い
アルツハイマーを防ぐためには、これらの”逆”をいけばよいわけなので、
・偏食を無くし
・適度な運動をする
・過ぎたことや起きてもいないことをいつまでもクヨクヨ悩まない
ということになるでしょうか。
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アルツハイマーというと老人がかかるものというイメージがありますが、最近は若年性のアルツハイマーも増えてきています。早ければ18歳くらいから発症するケースもあり、アルツハイマーは年齢を問わず誰にでも発症する可能性があるのです。
若年性アルツハイマーは推定で10万人が発症しているとされています。近年は若年性アルツハイマーをとりあげた映画も作られています。
脳科学者・中野信子さん アルツハイマーを防ぐ習慣
現在アルツハイマーを魔法のように一気に解決できるような薬は開発されていません。
しかし脳科学者の中野信子さんによると、認知症になりにくい人の習慣が三つあることは判明しています。
それはこの三つです。
脳で生まれた細胞をより長く生き延びさせることに貢献する
2 歩くこと
脳に血液を送るのに効果的
3 動物性脂肪をとる頻度が少ないこと
です。
1と2は、私のメルマガなどで時々お知らせするご長寿さんの特徴にピッタリですよね。
認知症対策をまとめるなら、「しゃべって歩いて、動物性脂肪は控えめに」というところでしょうか。
それほど難しいことではないので、習慣として意識したいものです。