健康な人の歯の色は光沢があり、歯ぐきは引き締まってピンク色をしています。
対して長期喫煙者の歯や歯ぐきは黄色や黒の色素沈着を起こしています。これはタパコの煙が、メラニンを作る細胞を刺激するからと考えられています。
受動喫煙でも起きるタバコによる色素沈着 治療法と費用は
喫煙をしない人が煙を吸い込む受動喫煙でもこの色素沈着が起きることはあまり知られていません。
母親と長男が喫煙をする家庭で、タバコを吸わない次男の歯ぐきに色素沈着が起きていた例があります。
このメラニンによる色素沈着は治療により除去できます。
以前はレーザーで焼いたり、外科的に切除するなどの方法がありましたが、最近は薬液を使って漂白する処置もあります。
医療用の薬品を歯肉部分に塗るだけの簡単な治療で、痛みはありません。治療時間は10分ほど、費用は2~3万円が相場です。
治療は一度だけで済み、治療後三日ほどすると歯肉の上皮と共にメラニンが剥離します。
処置した部分が落ち着くまで刺激物などは食べられませんが、その他は特に制限はありません。負担は軽い治療なので、喫煙習慣のある方は検討してみてはいかがでしょうか。
管理人としては、まずは喫煙習慣をやめるのをお勧めします。治療してもタバコをやめない限りまた色素が沈着してしまいます。