このコンテンツではブロッコリーの栄養や作用についてまとめています。

ビタミンやミネラルが豊富というだけでなく、現代人が気になる病気にも作用してくれるようです。




ブロッコリーの栄養 ビタミン ミネラル 抗酸化物質 ソフィア・ローレンさんの発言で…

アメリカでは、栄養価が高く健康維持に重要とされる食品はパワーフードと呼ばれ、積極的な摂取が勧められてます。
 
それらの食品の中でもブロッコリーはパワーフードの筆頭に挙げられていて、アメリカではここ20年間でブロッコリーの消費量が8倍になりました。(この記事は2013年に作成しています)
 
ブロッコリーの栄養に関して特筆されるのは、その抗がん作用の高さです。
 
抗がん作用を持つ、スルホラファン・インドール類と呼ばれる成分の含有量は全食品中でもトップレベルです。
 

 
加えて、カロテンやビタミンC、E、B2などの抗酸化栄養素をそろい踏みで含有しています。
 
その他にカルシウム、鉄、クロム、食物繊維、さらにはたんぱく質まで含んでいます。
 
ブロッコリーは、スーパーなどで比較的安価で販売されているので、手に入りやすいのもうれしいところ。
 
 
一年中出荷されていますが、旬である冬のものが味、栄養価とも優れています。
 
ブロッコリーは鮮度が非常に落ちやすく、ビタミンCは収穫後3日程で半減してしまいます。
 
また、ゆでると水に溶けやすいスルフォラファンやビタミンB2、Cともに半分くらいになってしまいます。
 

 
ちなみにブロッコリーが日本で広く食べられるようになったのは、往年のイタリアの大女優 ソフィア・ローレンさんが関わっています。
 
1978年に来日した際、「ブロッコリーが好物」と発言したのです。
 
それからは「大女優の美しさにあやかりたい」と、日本でブロッコリーを食べる人が一気に増えたのでした。




スルフォラファンには血糖値コントロール効果も 抗酸化作用に加え

ブロッコリーに多く含まれているスルフォラファンは、抗酸化作用、解毒力アップや肝機能向上などの作用を持つことで知られています。
 
これらに加え2017年には、スウェーデンの研究者が「血糖のコントロールにも役立つ」と発表しています。
 
肝臓には高血糖を引き起こす遺伝子があり、糖質を過剰に放出して血糖値を上がりやすくします。
 
スルフォラファンはこの遺伝子のスイッチをオフにして、血糖値を下げやすくしてくれるのです。
 

 
スルフォラファンはブロッコリーとそのスプラウト以外にも、カリフラワー、キャベツ、白菜、菜の花、ケールなどにも含まれています。
 
(このコンテンツは雑誌「Tarzan(ターザン)」2018年4月12日号(Amazon)53ページを参考にしました)




ブロッコリーの膀胱がん抑制効果 ハーバード大の調査

ハーバード大学とオハイオ州立大学の共同研究では、ブロッコリーを週2回以上摂取した男性は、週1回未満の男性よりも、膀胱がんの発生率が44%低下しました。
 
こうした研究結果から、ブロッコリーはがん対策の食品として注目されています。
 
ブロッコリーはじめアブラナ科の野菜はがん予防効果が高いとされていて、私も意識して食べるようにしています。