一時期「デトックス」がブームになり、デトックスの「有害物質を体外に排出する」という意味も周知されました。
現在は以前ほどの流行は見られないものの、デトックスは健康トピックとして定着しました。
そこで今更ではありますが、デトックスについてまとめてみました。
最も大事なのは「お通じ」 あと2つのデトックス法
デトックスのために最も大事なことは
・便秘にならない
ことです。
お通じがよいことは文字どおり「体外への排泄がスムーズ」なわけですから、最高のデトックスです。
よく出てくる「汗をかく」よりも、便通を良くする方がはるかに重要です。
ゴボウやレンコン、リンゴに納豆やココアなどの豆類といった食物繊維の多い食品を摂りましょう。
個人的にはココアがおすすめです。
有害物質を体内に吸収させない そのための食材は
「良くないものを出す」だけでなく、そもそも「体に良くないものを吸収しない」のもデトックスです。
食材の中には、有害物質とくっついて、体内への吸収を防いでくれるものがあります。
それは硫化化合物を含むタマネギやニンニク、ネギやニラなど「刺激が強め」の食材です。
またアスパラガスやブロッコリー、パセリといった食材も、ケルセチンを含んでいるので同様の効果が期待できます。
肝臓の機能を高める 解毒を助ける食材は
体内での解毒作業を主に行うのは肝臓です。肝臓が弱り、普段の働きができなくなるとデトックス機能も落ちてしまいます。
飲酒はほどほどにして、肝臓をいたわってあげましょう。
タウリンを含む魚介類は肝機能を高め、キャベツやブロッコリーといったアブラナ科の野菜は解毒作用を助けてくれます。
食物繊維とカロリー FI（エフアイ）値・主な食品
ダイエットやデトックスの記事で「FI値」という語を目にします。
ＦＩ値の「ＦＩ」とはファイバー・インデックスの略で、ＦＩ値は、ある食品100gのカロリーを、その食品100gに含まれる食物繊維の数値で割った値です。
カロリーが少ないか、含有食物繊維の量が多いと数値が小さくなります。
つまり、数値が低いほど低カロリーで高繊維質の食品であることを意味するわけです。健康記事ではFI値が低い食品が推奨されます。
FI 値の低い食品としては、きのこ類、野菜、海藻 あたりが代表的です。
それぞれおおまかなFI 値を紹介します。
・オクラ ゴーヤ たけのこ ゴボウ ６～１０
・レタス キャベツ カボチャ 玉ねぎ トマト １１～１９
・寒天 もずく ワカメ ヒジキ ２～３
・大豆 そら豆 納豆 ２６～３０
海藻のＦＩ値の低さが際立っています。
主食系で低いのはライ麦パンの47、そばの66です。（白米はなんと驚異の560です…）
ちなみに私が好きなココアも食物繊維が多いですが、カロリーが高いのでFI値は高めになります。
食物繊維は美容と健康に必要な栄養素です。
デトックスおよびダイエットを意識するなら、各食材のＦＩ値も考慮に入れてみて下さい。
