熱帯夜だと暑苦しくて眠れないように、快適な睡眠には環境が大きく関わります。
湿度や寝具など理想的な睡眠環境の条件をまとめています。
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朝5時起きが習慣になる「5時間快眠法」
理想の環境 程よい硬さのベッド 首の曲線を保つ枕 室温や暗さ
よく言われる「柔らかすぎるベッドは体に悪い」というのは、どうやら本当のようです。
やわらかい寝床に寝ると、体が沈みます。すると、体の広い範囲で体重を支えることになります。
言い換えれば、体の広い範囲が圧迫を受け、筋肉が緊張していることになります。
この筋肉の緊張を解く作業が「寝返り」なわけですが、緊張している範囲、つまり負担のかかった範囲が広いと、当然回復にも時間がかかります。
その点、ある程度の硬さがあると床と体が接する面積が少なくなるため、負担のかかる範囲も狭くなります。
よって、睡眠中に寝返りを繰り返すことで、それまで緊張していた筋肉を交代で休息させることができます。
つまり、熟睡できるというわけです。
つまり無重力状態の宇宙飛行士には寝返りが必要ありません。若田光一さんは日本の布団が好きだったそうですが、無重力状態では毎晩とてもよく眠れたそうです。
睡眠中に体のどの部分にも緊張がかからなかったからだと考えられます。
枕は「頸部の曲線をもっとも自然な形で維持できる」ものが最も理想的です。といってもよくわからないので、興味があったら大きなデパートの寝具売り場に行ってみてください。
最近は頭のサイズなどを測って枕をオーダーメイドしてくれるサービスもあります。
部屋は真っ暗、無音状態が理想です。音に敏感な人は時計も音のしないものを選びましょう。
室内の温度は夏が25度、冬が15度、湿度は50パーセント前後が最も睡眠に適しています。
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睡眠の理想の室温・湿度 坪田聡医師 エアコンは何時間つける?など
北国住まいの人でなければ、夏の熱帯夜に寝苦しかった経験は誰でも一度はあるのではないでしょうか。
夜間でも熱中症になることを考えると、やはり場合によってはエアコンを使ったほうが質の良い眠りを得られます。
深い眠りと周囲の環境は密接に関係しているのです。
雨晴クリニックの坪田聡副院長は、深い眠りを得るために理想の環境として、以下の条件を挙げています。
温度は26度 湿度は50~60% 寝てから三時間でエアコンが切れるようにセットする。
これは寝入ってからの三時間が最も重要な時間帯のためです。
この三時間でしっかり眠っておくと、心と体両面の疲労がとれやすいといわれています。
熟睡感が得られ、朝スッキリ目覚められるかどうかポイントになるのがこの三時間なのです。
さらに念を入れるなら、起きる一時間前に寝室のエアコンが入るようにセットしておくとより快適です。
扇風機を使う場合も、三時間で切れるようにセットします。
頭を冷やす
水枕や氷枕あるいは陶器や籐でできた枕は脳のクールダウンを促し、脳の疲労回復がスムーズになります。
夕食を食べたら照明は徐々に落とす
睡眠に向かう時間帯は、暖色系の照明のもとで過ごし、可能ならその明かりを少しずつ落としていけば理想的です。
寝る時には、部屋が真っ暗な状態であれば言うことなしです。
コンビニなどで使われている白色系の光は快眠の大敵です。できる限り避けましょう。
まぶしさを強く感じるので脳が覚醒してしまい、寝付きが悪くなってしまいます。
ちなみに私は夕食後あたりから部屋でもサングラスをかけて過ごすことがあります。
目に入る光を減らして、睡眠への準備を始めるためです。

周囲がうるさいなら、好きな音楽をかけるのもひとつの手
できる限り静かなのが理想的ですが、周囲の騒音がどうしようもない、という環境もあります。
その場合、自分が好きな音楽を、眠りの妨げにならない程度のボリュームで流しておくのが良いでしょう。
聴覚が音楽に向くので騒音が気にならなくなります。
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専門医が教える毎日ぐっすり眠れる5つの習慣