よく言われる「柔らかすぎるベッドは体に悪い」というのは、どうやら本当のようです。

やわらかい寝床に寝ると、体が沈みます。すると、体の広い範囲で体重を支えることになります。




理想の環境 程よい硬さのベッド 首の曲線を保つ枕 室温や暗さ

言い換えれば、体の広い範囲が圧迫を受け、筋肉が緊張していることになります。
 
この筋肉の緊張を解く作業が「寝返り」なわけですが、緊張している範囲、つまり負担のかかった範囲が広いと、当然回復にも時間がかかります。
 
その点、ある程度の硬さがあると床と体が接する面積が少なくなるため、負担のかかる範囲も狭くなります。
 
よって、睡眠中に寝返りを繰り返すことで、それまで緊張していた筋肉を交代で休息させることができます。
 
つまり、熟睡できるというわけです。
 

 
つまり無重力状態の宇宙飛行士には寝返りが必要ありません。若田光一さんは日本の布団が好きだったそうですが、無重力状態では毎晩とてもよく眠れたそうです。
 
睡眠中に体のどの部分にも緊張がかからなかったからだと考えられます。
 
枕は「頸部の曲線をもっとも自然な形で維持できる」ものが最も理想的です。といってもよくわからないので、興味があったら大きなデパートの寝具売り場に行ってみてください。
 
最近は頭のサイズなどを測って枕をオーダーメイドしてくれるサービスもあります。
 
部屋は真っ暗、無音状態が理想です。音に敏感な人は時計も音のしないものを選びましょう。
 
室内の温度は夏が25度、冬が15度、湿度は50パーセント前後が最も睡眠に適しています。
 
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