以前は「睡眠薬」と呼ばれていた薬が、最近は「睡眠導入剤」と名称が変わっています。
 
睡眠導入剤には習慣性も、耐性も、退薬症状もありません。
 
習慣性とはやめられなくなること、耐性は効きが悪くなること、退薬症状はやめると症状が復活することです。

昔のバルビツール酸系睡眠薬には以上のような欠点がありましたが、今のペンゾジアゼビン系睡眠導入剤にはその心配がないので安全性が向上しています。
 
医師たち
 
服用自体の危険性は非常に少ない睡眠導入剤ですが、いくつかの注意点はあります。
 
まずは用法・用量を守ること。自分の勝手な判断で量を増やしたりするのはNGです。
 
そしてアルコールと一緒に服用してはいけません。効果が過剰に強くなることがあります。これは睡眠導入剤に限らず服用薬全般に言えることです。
 
 
睡眠導入剤を服用した後は、当たり前のことですが車の運転や機械作業を行ってはいけません。
 
睡眠導入剤に関するネット上の情報には、「導入剤を飲んだ翌日の昼間にものすごい眠気に襲われることがある」といったものがあります。
 
導入剤を使用した翌日も車の運転等は控えるべきかもしれません。
 
 
市販の睡眠導入剤は手軽に入手できるので便利ですが、それらを利用しても不眠等の症状が改善されない場合は医療機関で診察を受けておくと安心ではないでしょうか。
 
睡眠導入剤はその人の症状に即したものが処方されます。
 
ちなみに、眠れないときに食べると効果がある、と言われている食品がいくつかあります。

・梅干しをお湯に溶いて飲むと寝つきが良くなる
 
・青じそや玉ねぎをお湯で煮詰めて飲む(イライラしているときに効果的)
 
・ゆり根を煎じて飲む
 
・クルミを小さくつぶし、お湯に溶いて飲む
 
・ニンニク(血行を良くし、疲労感を取るので、疲れすぎて眠れないときに)