女性の顔女優の伊藤かずえさんの健康・美容維持の秘訣のひとつはお母さんが作る梅干しなのだそうです。

伊藤さんの娘さんも大好きで、親子で美肌をキープできているのだとか。
 
雑誌「壮快」2022年7月号32~33ページから、一部を抜粋して紹介します。
 
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壮快 2022年7月号
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伊藤かずえさん お母さんの梅干しを健康・美容の助けに ダイエット中も…

伊藤さんのお母さんは、昔から梅干しを漬けていました。

母の作る「梅干し」は、我が家の大切な保存食です。
 
私は、10代で女優としてデビューして以来、仕事に追われる日々を過ごしてきました。母の梅干しをずっと食べてきたはずですが、このころの梅干しにまつわる記憶はありません。
 
それだけ、目の前の仕事に夢中だったのでしょう。
 
母の梅干しを送ってもらって毎日1~2個食べるようになったのは、20代に入り、仕事が落ち着いてきてからです。
 
梅干し

お母さんの梅干しは健康・美容の維持に貢献してくれています。

母は毎年、赤シソ漬けと白干しの2種類を、塩分控えめで作ります。私は赤シソ漬けのほうが好みですね。
 
体調を整えてくれるので、遠隔地のロケや撮影で家を留守にするときは、一日2個×日数分の梅干しを持参するほど、頼りにしています。
 
20歳になる私の娘も、母の梅干しが大好き。
 
梅干しは免疫力を高めると聞きますが、娘は小学校一年生から今に至るまで、ずっと皆勤賞です。ここまで健康優良児でこられたのは、きっと母の梅干しパワーのおかげと信じています。
 
体の内側の健康が、外側にも現れるのでしょう。娘も私も、いい肌状態を維持しています。
 
ふだんの私のスキンケアは、娘と同じ化粧水を使うだけですが、肌トラブルはほぼありません。
 
笑顔の女性

ダイエット中も梅干しを欠かさず、調味料としても活用していました。

私は3年ほど前に、12kgの減量に成功しました。100日間にわたるダイエット期間中は、ご飯やパン、うどんなどの炭水化物は基本的にNGです。
 
白いご飯に梅干し、焼きノリの組み合わせが大好きなのですか、このときばかりは控えていましたね。
 
とはいえ梅干しは、ほかの食べ方で、いつもどおり楽しんでいました。例えば、薬味がわりにお豆腐にのせて梅やっこにしたり、梅肉と青ジソを豚バラ肉で巻いてグリルで焼いたり。
 
梅肉とポン酢で、たっぷりの野菜を炒めるのもおいしいものです。梅干しは調味料としても使い勝手がいいと思います。
 
食事する女性

調味料として特にオススメなのが、梅とわさびを混ぜる使い方です。

調味料使いのアイデアとしてぜひ紹介したいのが「梅わさび」です。
 
梅肉とおろしわさびを同量ずつ混ぜると、わさびのツーンとした辛さと、梅干しの酸っぱさやしょっぱさが、中和するように感じられます。強烈な刺激がお互いに打ち消され、とてもマイルドになるのです。
 
お豆腐にのせると、梅干しだけとはまた違った風味を楽しめます。せん切りのキュウリを和えた「梅わさキュウ」も、お気に入りの一品です。
 
お酒が好きな方は、少量の梅わさびをグラスに入れて麦焼酎と炭酸を注ぐ「梅わさびの焼酎割り」をぜひ試していただきたいですね。

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はじめてでも失敗しない 梅干しと梅酒
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梅干し作りは梅雨明けから本格化 屋根の上での天日干しは重労働!

梅干しを作る漬物石は、伊藤さんのお母さんの嫁入り道具なのだとか。

私たちの食生活に欠かせない梅干しを作ってくれる母は、今年86歳ですがとても元気です。
 
毎年、梅の季節になると、和歌山県から紀州南高梅を30kgほど取り寄せて、塩漬けにします。
 
おもしろいのは、いつも重しに使っている漬け物石。かなりの重量がある大きな石ですが、なんと、母が実家から持ってきた「嫁入り道具」の一つなのだそうです。
 
その後に転居した際も、荷物として運ばれ、家族といっしょに越してきました。母はこの石を、梅はもちろん、白菜などを漬けるときにも使い、何十年も大事にしています。

梅干し作りは梅雨明けから始まります。

さて、梅雨が明けたら、天気予報とにらめっこです。晴天が続く日を狙って、屋根の上に梅を干すのです。
 
実家は2階のベランダからすぐ屋根に出られる造りなので、屋根板に大きなザルを3枚置き、そこに梅を一個一個並べていきます。
 
3日ほどかけて干す間に、梅の乾きぐあいを確認しながら一個ずつひっくり返していく作業は、なかなかの重労働。干すときはいつも妹が手伝っています。

伊藤さんのご家族はお母さんの梅干しを毎年楽しみにしています。

母は毎年、「もうこれが最後だよ」と梅干しを送ってくれるのですが、梅の季節になると「また作るわよ」と張り切ります。
 
今年もあの重い漬物石を、梅漬けの樽の上に「よいしょ!」とのせることでしょう。
 
まるで母の元気が注入されたかのような梅干し。
 
今年の新物が届くのを、娘といっしょに、今から待ち遠しく思っています。
 
梅干し

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