糖尿病 1型・2型の違い 意外な原因と症状

いまさらの感がありますが、糖尿病とは血液中のブドウ糖(血糖)の量が増えすぎてしまう病気です。
 
ブドウ糖は本来人間の生命活動に欠かせない物質です。
 
食物が消化・吸収されブドウ糖になると、血液により全身を周り、細胞内に取り込まれて使用されます。
 

ブドウ糖が細胞内に取り込まれる際に使われるのが、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンです。
 
すい臓の機能に生まれつきの障害があると、インスリンが不足して血糖値が上がり、糖尿病になってしまいます。
 
このように成人前に発症する糖尿病を1型糖尿病といい、年間500人ほどが発症します。
 
 
対して、インスリンは分泌されているのに血糖値が高いまま、というケースがあります。これはインスリンの効きが悪くなっている状態であり、「インスリン抵抗性」と呼ばれます。
 
インスリン抵抗性がついてしまうと、すい臓は「インスリンがまだ足りない」と勘違いして働き続けることになってしまいます。
 
すい臓のオーバーワークが続くとすい臓が傷み、ますますインスリンの効きが悪くなります。
 
このようにして起こる糖尿病を2型糖尿病(成人後に発症します)といい、現代の日本では糖尿病の9割以上を2型が占めています。
 
2型糖尿病には、すい臓の働きが落ちてインスリン分泌量が低下するケースもあり、遺伝による体質なども関係すると考えられています。
 
 
すい臓は一度ダメージを受けると回復しないと言われています。
 
また、糖尿病患者にかかると10年早死にする、あるいは寿命が平均寿命より3割減などと言われることもあります。
 

糖尿病の患者数(02年)とストレスとの関係

糖尿病患者数は毎年50万人ずつ増えています。
 
2002年の調査では患者数は740万人、糖尿病予備軍と呼ばれる人は1620万人にも上るので、成人の6.3人に1人は糖尿病かその予備軍ということになります。

ストレスも原因となる

糖尿病の原因といえば、過食や運動不足をまず連想します。
 
これらに加えて、ストレスも糖尿病の原因となることは意外と知られていないのではないでしょうか。
 
 
ストレスが糖尿病の原因になるのは、次のような理由によるものです。

・インスリンの分泌が抑制され、インスリンに対する細胞の感受性が低下する

・副腎皮質ホルモンなど、インスリンの働きを抑えるホルモンが分泌される

・血糖値が高くなる

糖尿病対策として、私が普段意識していることがいくつかあります。
 
まずは食前に牛乳を飲むこと。
 
食前に牛乳を飲むと、食後の血糖値の上昇がゆるやかになります。
 
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もうひとつは、食前にサラダの類を食べるようにすることです。これも食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
 
これらはいずれもそのまま「ある意味ダイエット」でもあります。
 
血糖値が急上昇しないということは、中性脂肪も生まれにくいということなので、体に余分な脂肪がつきにくくなるわけです。
 

頻尿の原因が前立腺肥大ではなく糖尿病?

「(夜間)頻尿がある」というと、前立腺肥大症がすぐに疑われますが、糖尿病の初期症状として頻尿になることがあります。
 
 
といっても糖尿病が頻尿を直接引き起こすわけではありません。
 
糖尿病の初期症状のひとつに「のどが乾き」があります。水をやたらと飲みたくなり、夜間でも起きて水分が欲しくなるのです。水分の摂取量が増えると、尿の回数も当然増え、頻尿気味になります。
 
すると前立腺肥大症ではないか?と考えられるわけですが、実際は糖尿病の初期症状というケースも意外と多いそうです。
 
 
さらには、糖尿病になると尿が出にくい、残尿感があるといった前立腺肥大症によく似た症状が表れてきます。
 
これは糖尿病によって膀胱の神経に障害が出るために起きるのですが、こういった症状からも前立腺肥大症と勘違いされることがあります。
 
 
男性が排尿に関して不調を感じた際には前立腺肥大症がまず疑われますが、自分の食習慣や生活を考えてみて、糖尿病の可能性も考慮してみる必要がありそうです。
 
 
前立腺肥大症の原因ははっきり確定されていませんが、食の過度の欧米化など糖尿病の原因と重なっているところもあります。
 
 
いずれかの病気を予防する生活習慣はそのままもう一方の予防にもつながります。中年以降の男性は特に気をつける必要があるでしょう。
 

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