週刊現代の2011年10月8日号に「逆引き!病気事典」という特集がありました。
 
その中に、ギランバレー症候群について書かれています。
 
個人的には、ギランバレー症候群と聞くと「ゴルゴ13の持病」という連想が最初に浮かぶのですが、09年8月に女優の大原麗子さんが亡くなった原因もこの病気だったのですね。

比較的まれな病気(年間発病率は10万人あたり1~2人)ですが、最近は増加傾向にあるそうです。
 
週刊現代の記事とウィキペディアを参考に、目をひいた内容をまとめます。

・運動神経に障害が起き、四肢に力が入らなくなる病気 重症になると筋力低下が体幹に及び、呼吸困難をきたす
 
・足が動かしにくい程度の進行段階であれば、治療は十分可能 初期ほど治療しやすい
 
・女性より男性に多く、遺伝はしない
 
・鶏肉に多いカンピロバクター菌に感染すると、一部の感染者がギランバレーを発症することがある
 
・その他にもサイトメガロウイルスやEBウイルス、マイコプラズマ菌との因果関係が確認されている
 
・症状が疑われたら、神経内科を受診する

 
カンピロバクターなど、因果関係が指摘されているウイルスおよび菌類は、食中毒や子供の感染症でおなじみです。
 
これらへの感染がギランバレー症候群の引き金になるとは知りませんでした。
 
珍しい病気とはいえ、頭に入れておきます。