「代謝」という言葉を調べてみたことあります?
よく使われる言葉ですが、「じゃあ何だ?」と聞かれるとちょっと困ってしまいませんか?
「古いものと新しいものが入れ替わること」でおそらく正解ですが、もうちょっと考えを進めてみました。
代謝とは生命活動そのもの 代謝がよい=反応がよい
代謝に関して、ウィキペディアや新聞の記事などを一通り読んでみると、化学的な用語がたくさん出てきます。
正直なところ「ムズい・・・」「よくわからん・・・」と感じましたが、それでも読み進めていくと、おぼろげながら結論らしきものにたどり着きました。
それは「代謝とは人間の生命活動そのもの」ということです。私としては「人間のやることなすこと、全て代謝に結び付けられる」と考えてます。

そして「代謝が良い」ことを具体的に表してみると、「生命活動の反応が良い」ことではないでしょうか。
つまり・・・
・物を食べたら、滞りなく排泄される
・体温が上がったら、すぐに汗が出る
・気温が下がったら、体温が上がる
イメージとしては、「熱を生み出す。熱い」「摂取して、すぐ出る」という感じです。
ひとつ気付くのは、いずれも女性とはちょっと縁遠いイメージだということです。
女性に冷え症(熱を生み出せない)は多いですし、便秘気味(食べたものが出ない)の女性や、あまり汗をかかない(飲んだものが出ない)ケースもよく聞きます。

ということで「基礎代謝を上げましょう!」と女性向けの筋トレなどが盛んに紹介されるわけですが・・・
代謝は高いほどよい?
それでは代謝は高ければ高いほど良いのでしょうか?
答えはNOです。
代謝が良いとは、使われる酵素や糖分、たんぱく質などを大量に消費することでもあります。その分、摂取する栄養分が不足しないように気をつけなくてはいけません。
また各器官を酷使し、活性酸素を体内で大量に発生させている側面もあります。

代謝の良い体を持つ代表であるアスリートに長命な人が少ないのも、代謝が良いゆえの短所が影響しているのです。
言い換えると、女性は代謝が低いおかげで体内酵素などをあまり使わず、活性酸素の発生も少ないということになります。これは女性の方が寿命が長い一因となっています。
やはり何事もバランスが大事なようで、代謝機能もほどほどに高いほうが良い、という結論に落ち着きそうです。
ちなみに、「代謝を上げる」というと、筋肉をつけるよう強調されますが、私は「深い呼吸をする」ことも手軽で効果的ではないかと思っています。
もひとつちなみに冬は皮膚が熱を逃がさないように汗腺を閉じてしまいます。そのため代謝が下がり、冬太りを起こしてしまうのです。


