少し前に、ゲームによる脳のトレーニングが大流行しました。
 
脳を活性化させるためには簡単な計算、音読も話題になりました。
 
これらに比べると話題になることは少ないですが、有酸素運動も脳の活性化に有効です。

運動を始めて、「ちょっとキツくなってきたな」という頃から前頭葉が活発に活動し始めるそうです。
 
 
こういった話を聞くと連想するのが、棋士の羽生善治さんが水泳を習慣にしている件です。
 
かなり前のテレビ番組で「羽生さんの脳の働きを解明する」特集があり、いかに右脳を使っているかという分析が紹介されていました。
 
その中で「右脳を活性化させている要素」として、水泳が挙げられていたのです。
 
かなり昔の番組なので、記憶が定かでないかもしれませんが、当時からすでにプールに通っていた私は「水泳って脳にも良いんだ」とうれしくなった覚えがあります。
 
 
「体を横にし、浮遊させた状態で全身の主な筋肉を活動させる」という運動は地上で行うことはまずありません。普段地上で生活している我々が水泳を行うと、脳が「何だこの運動は??」と非常に新鮮な刺激を受けるわけです。
 
フォームやらターンなどを「いかにうまくやるか?」とあれこれ考えていると非常に頭を使います。
 
クイックターンで体を回転させる動作について工夫するなどは、地上ではちょっとできません。普段使わない脳の分野を水泳では使っているのです。