グリーン健康会代表で、漢方家の北濱みどりさんは、腰痛解消に「腰振り」を推奨しています。
痛みを和らげるには、骨盤周囲のこわばっている筋肉をほぐす必要があります。
「腰ふり」はまさに筋肉をほぐすための動作なのです。
(このコンテンツは雑誌「壮快2015年06月号」28~29ページを参考にしています)
腰振りで筋肉をほぐして腰痛対策 やり方も簡単
筋肉だけを動かそうとするのではなく、骨を動かすよう意識するのがポイントです。
筋肉は骨に付着しているので、骨を動かせば筋肉もそれに連動して動きます。
すると筋肉の血流が促されて、緊張していた筋肉のこわばりもほぐれていきます。
腰振りはとてもシンプルな動作で、文字どおり腰を左右に振るだけ。
しかも、1日に1分間行えばOKです。
やり方は以下のとおりです。
両手は腰に添え、腰は反らないように注意しましょう。
この姿勢で腰を左右に振るわけですが、その際身体の中心線がぶれないようにします。
頭や肩の位置は動かさずに、腰だけを左右に動かします。
腰の振りに合わせて、突き出す方向と反対のひざが自然に曲がります。
振るペースは、1分間に30往復するくらいの速さです。
テレビを見ながらやってもOKです。

北濱さんが主催する体操教室で腰振りを習得した人の中には、椎間板ヘルニアの痛みを軽減させ、長年苦しんでいた腰痛から解放されたケースもあります。
脊柱管狭窄症の手術後、再び痛みが発生し、歩くのも困難だった男性は、腰振りを毎日、三ヶ月続けたところ、1万歩以上も歩けるようになりました。
めざましい効果が期待できる腰振りですが、ギックリ腰など急性の腰痛の場合は、炎症がある程度治まるまでは行わないようにしましょう。
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