ちょっと前の記事ですが、目をひきました。
MSN産経ニュースさん
食事・運動・生きがいのバランス 100歳、日野原重明氏に学ぶ
sankei.jp.msn.com/life/news/110914/bdy11091410160003-n1.htm
(現在は削除されています)
ご長寿さんが好む食品ベスト5
この記事に、100歳以上の高齢者が好きな食べ物ベスト5が紹介されています。
2 魚
3 甘いもの
4 刺し身
5 すし
健康・体力づくり事業財団の「長寿大国ニッポンにおける百寿者のくらし」調査より。
平成13年の調査なのでちと古いですが、ひとつの参考になるのではないでしょうか。
一位が果物だったのはやや意外でした。「魚」か「野菜」がトップだろうと思っていたのです。
果物の酵素が長寿に関係してるのかなぁ、という気もします。
最近は「果物は糖分が多いので食べすぎに注意」という論調が多くないですか?「果物は控えめに」な風潮があるように感じます。
何事もそうであるように、果物もホドホドに食べればその恩恵を受けられるということでしょう。
日野原重明医師の心がけ3つ 体重・階段・生きがい
上の記事には、日野原重明医師の特徴的な生活習慣や信条が三点挙げられていました。
日野原医師が100歳を過ぎても現役を続けられていたポイントだと考えられます。
その三点は以下のとおりです。
1 体重コントロール
自由摂取カロリーの70%に抑えて体重を管理する。
日野原医師は約80年間、体重を60~65kgの範囲を一度も超えないようコントロールしていました。
食事では、3食のうち1回は30分以上かけて咀嚼力を鍛えていました。
2 階段を使う
階段の上り下りは体の内側の骨盤底筋(ていきん)を鍛えられ、尿失禁防止につながっています。
3 生きがいを持つ
日野原医師は、健康を支える生き方や愛情表現の研究を「己のミッション」とし、医学的テーマとして掘り下げています。
長寿遺伝子を活性化させる方法3つ 白澤卓二教授
順天堂大学大学院医学研究科の白澤教授は寿命遺伝子の研究で知られ、メディアにも出演して遺伝子に関する興味深い研究結果などを解説されています。
白澤教授によると、ある特定の食物摂取や運動などで長寿遺伝子を活性化させることができるそうです。
具体的には以下のとおりです。
抗酸化物質であるポリフェノール類を摂取する
赤ワインなどに含まれるレスベラトール、タマネギの外側に含まれるケルセチンといったポリフェノールは長寿遺伝子を活性化させることがわかっています。
長寿遺伝子を活性化させる運動を実践する
両脚を投げ出した状態で膝の間にボールやタオル、あるいはクッションを挟む。
そのボールなどを(カニ挟みのように)膝で強く締め付ける。(この動作で骨盤の筋肉にある長寿遺伝子が活性化します)
挟んだ状態で腕を胸の前でクロスし、お尻で10歩前進したら、後ろへ10歩。(朝晩5往復で効果抜群です)
摂取カロリーを制限する
摂取するカロリーを控えることで、寿命を延ばす効果があるという実験結果があります。
カロリー制限をすると、ミジンコは1.7倍、ラットは1.4倍寿命が延びました。
米国ウィスコンシン大学の実験では、カロリー制限をしたアカゲザルは肌や毛の色つやが良くなったそうです。
逆に酸化ストレスを増やす行動としては、
過度のストレス 喫煙 多量の飲酒 紫外線 化学物質
などがあります。
健康で長生きするためにはこれらの行動はできる限り避けるべきです。