第二次世界大戦中、イギリスのパイロット達はブルーベリーが目にいいことを知っていて、飛行の前に食べていました。
このことからブルーベリーが研究され、有効成分であるアントシアニンが発見されました。
物を見る網膜の細胞は二種類あります。
ひとつは物の形や色をとらえる細胞、もうひとつは明暗をとらえる細胞で、ブルーベリーは後者を活性化してくれます。
アントシアニンは目に良いだけでなくコレステロール値を下げる働きもあることがわかっています。
アントシアニンはブルーベリーだけではなく、ナスの皮にも含まれています。あの鮮やかな青紫色がそうです。
現代ではテレビやパソコンの画面を見つめる機会が多く、目も疲れやすくなっています。
目の疲労がたまると肩こりや頭痛といった不調の原因になります。
眼精疲労を実感しているなら、アントシアニンと共にビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCといった栄養素も摂取し目を疲れを癒しましょう。
加えてパソコン作業の合間に目を休めることもお忘れなく。
(追記)
断食で有名な西式健康法では、ブルーベリーの目への効果は「一時的なもの」と考えます。
目が疲れるのは腎臓が悪いからで、血液が浄化できなくなっているのです。
これを改善するためには、黒いもの、つまり黒豆やコンブ、ゴマなどを食べると良いとしています。
「断食博士の「西式健康法」入門―病気にならない秘訣」(Amazon)の261ページを参考にしました。