美容関連の記事で「40度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かる」よう勧める内容を多く目にします。
この入浴法であれば身体の芯から温まり、冷えがちな女性でも血行が促進される、というわけです。
しかし長時間の入浴はリスクもあります。
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長時間のお風呂のリスク・脳貧血 桑島巌医師は熱めでサッと入浴推奨
ぬるめのお湯に長時間浸かると身体を温める効果は高まりますが、実はあるリスクが高まります。
東京都健康長寿医療センター顧問で医学博士の桑島巌医師は、42度の熱めのお湯に、短時間(10分未満)でサッと入る入浴法を勧めています。
というのも、長時間入浴すると脳貧血のリスクが上がるからです。入浴状態が10分以上続くと、血圧が50mmHgも下がることがあります。
このとき、血圧低下と共に脳の血流が全身にまわります。これが長湯による「のぼせ」であり、脳貧血を起こす可能性が上がります。
脳貧血を起こして顔がお湯に浸かってしまうと、最悪の場合は溺死してしまいます。
桑島医師が短時間入浴を勧めるのは、まさにこの理由からです。
お風呂では毎年およそ1万4千人が亡くなっていて、交通事故による死者数より多いのです。
お風呂は最も手軽でリラックスできる健康法のひとつですが、入り方には注意が必要です。
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