左手を使うと右脳が活動し、右手を使うと左脳が活動するのはよく知られています。
 
つまり使用する体の部分と左右逆の脳が活動するわけです。
 
右利きで普段右手ばかりを使っている人が左手で字を書いたり、歯を磨いたりすると右脳に刺激を与えるので良い、とも言われています。

これは私も実感していて、手に限らず足もいつもと逆の動作をすると、その動きが非常に新鮮に感じるものです。
 
脳が驚いているというか、新しい刺激を受けているのがわかります。脳活動のマンネリ化を防ぐためにも、右利きの私は積極的に左手等を使うようにしています。
 
これはかなりオススメです。
 
また、個人的には「左右のバランスをとる」という意味でもできるだけ左手を動かしてます。
 
筋肉や神経、骨格の発達度合いで右側とできるだけ差がつかないようにしているわけです。結構重要なことではないでしょうか?
 
ただ、左右の脳は性格にも影響を与えていて、右脳が発達しすぎると悲観的な性格になるという説もあるそうです。(ソースはわかりません。申し訳ありません)
 
私個人的にはこの説を裏付けるような変化を感じたありませんが・・・。
 
訓練のおかげか、私は左手でも日常の動作をだいぶこなせるようになりました。サンマなどの魚も、左手の箸を使ってなかなかきれいに食べることができます。
 
それでも性格的な変化は全く感じません。単に右脳の発達度合いが少ないのでしょうか?

音楽と日本人 邦楽器や演歌 どちらの脳で聴くか

右脳と左脳では担当する思考や作業が違うのはよく知られています。
 
一般に言語、分析、計算は左脳が担当し、音楽、空間認識、情緒などは右脳が担当するとされています。(近年はこの考え方に懐疑的な主張もあるようです)
 
日本人の場合、バイオリンなどの洋楽器で演奏される音楽は右脳で処理しますが、琴や三味線といった邦楽器による音楽は左脳で処理するといわれています。
 
つまり、日本人の脳は邦楽器を言語として処理している可能性が高いということになります。全ての音楽を右脳で処理するとは限らないのです。
 
これは母国語が日本語であることが関係しているようです。日本語の母音・子音の構造などが、こういった日本人特有の脳の活動に影響を及ぼしていると考えられています。
 
さらに、先述のようにクラシック音楽は右脳で聴く日本人ですが、演歌は左脳で聴きます。
 
演歌は非常に情緒的(右脳的)な音楽のように思うのですが、意外と言語的、分析的ということなのでしょうか?ちょっと意外です。
 
また、音楽を職業としている音楽家や声楽家といった人達は音楽を聴くと左脳が活性化されるそうです。
 
音楽が仕事になってしまうと、良いものを作ろうとして、情緒やイメージといった側面よりも分析を重視するようになるのでしょうか?
 
とはいえ、音楽で最後に戻ってくるところは情緒やイメージだと思うのですが。あくまで私の推測ですが・・・。