花粉症対策の「キツツキつんつん体操」をご存知でしょうか?
これは鎖骨周辺を「ツンツン」することで花粉症の症状を軽減させる体操です。
06年くらいから実践されています。
もともとは、どこかの(場所はわかりません)お弁当屋さんのご主人が編み出した方法で、やり方としては
鎖骨を中心にして、親指や人差し指の先でつつくことで刺激を与える
という、極めて簡単な動作です。1回あたり5分程度、1日3回を目安に行います。
この刺激により鼻炎の症状が軽減され、右の鎖骨刺激で左の鼻が、左の鎖骨で右の鼻の通りが良くなるそうです。
一体どういう原理でそのような効果が出るのか?と調べてみたところ、
「鎖骨周辺を刺激することで血液やリンパの循環が良くなる」
「肩こりやセキを軽減するためのツボを刺激する」
ということのようです。
ホントかな?ということで、鼻づまり気味の時に私もやってみたところ、
「何となく効果があるような・・・」
という気はしました。
確かに鼻の通りが良くなったのです。「ツンツン」したのは数10秒だったので、もっと続ければさらに効果が実感できたかもしれません。
「とりあえず鎖骨をツンツンする」だけですので、非常に手軽にできます。
花粉症などで鼻づまりに悩んでいるなら、一度試してみて下さい。
バナナで花粉症対策 谷中昭典教授
2010年12月21日付の東京スポーツ新聞を読んでいたら、「バナナは花粉症に効く!!」という見出しの記事が目に入りました。
東京理科大学薬学部の谷中昭典教授は、スギ花粉症のマウスと正常なマウスに、それぞれ1日あたり10gのバナナを与えました。
バナナを与えなかったマウスと比較し、アレルギー反応を調べたのです、
実験結果について、谷中教授はこのように解説されています。
バナナ食によってマウスの腹腔内白血球数が増加し、アレルギー反応に関与する白血球の好酸球の増加は抑制されました。
これは花粉症の発症を抑制したといっていいと思います。
また、IgE、IL-4、IFN-ガンマのデータもアレルギー反応の発生を抑える結果が出ました。
バナナに含まれる何らかの成分が、花粉症の発症にかかわるTh1細胞とTh2細胞のバランスを調整する可能性が示唆されます。
花粉症の症状を緩和するだけの対症的な作用ではなく、発症自体を根本から抑制すると考えられる結果であり、画期的な発見なのだそうです。
実験でマウスが食べた1日あたり10gのバナナは、ヒトに換算すると3~4本に相当します。
これだけを毎日習慣として食べるのはキツいかもしれませんが、バナナを食べる機会があったら、花粉症への効果を意識してみる価値はありそうです。