下甲介(かこうかい)化学剤手術は花粉症治療手術のひとつで、「鼻粘膜の質を変えて、花粉症の症状を緩和する」手術です。
手術後3年以上経った人でも鼻づまり70%以上、くしゃみは60%の改善率が確認されています。
下甲介化学剤手術 酢酸を鼻腔に塗り翌日以降は鼻をかむ 注意点は
この手術では、トリクロール酢酸の水溶液を鼻腔の「下甲介(かこうかい)」という部分に塗布します。
酸にはたんぱく質を変性させる作用があります。この作用が鼻の粘膜の質を変えるわけです。
手術の際にはまず血液検査が行われます。
その後、花粉症以外の疾患の有無や鼻内部の器官にゆがみが無いかなどを調べます。これらのチェック項目がクリアされれば手術が行われます。
手術では鼻に麻酔をかけ、トリクロール酢酸を綿棒で鼻腔に塗ります。手術内容としてはこれだけなので、30分かからずに手術は終わります。
患者の身体への負担はほとんど無いと言っても過言ではありません。
当日に帰宅でき、仕事や運動、入浴も可能です。ただし、鼻はかんではいけません。
翌日以降は逆に鼻をかまなくてはいけません。
「鼻をかむのが治療」と意識して左右交互に二週間は鼻をかみ続けます。鼻をかむ際に血が混じることもありますが、特に心配はありません。
手術費用は鼻の両側合計で2000円ほど、再診料を入れても3000円くらいが相場です。一度手術すると効果が5年ほど継続します。
副作用の心配はありません。
金銭的にもそれほど高額ではなく、手術も外来でOK、しかも高い効果が期待できることから手術を希望者は増えています。
手術に予約が必要なこともあり、場合によっては1ヶ月以上待つこともあります。
花粉症に関するアンケート 完璧に治せるならいくら払う?
ちょっと雑記を。
以前ネットで「花粉症を完璧に治せるならいくら払う?」というアンケート結果を見ました。
製薬会社のグラクソ・スミスクライン株式会社が、サイト「コンタック総合研究所」で実施したアンケートです。
調査対象は、花粉症の自覚症状があり、会社で部下を持つ20~39歳の男女412人です。
「花粉症が一生起きないようになるなら、いくらまで払ってもいいか」という問いの回答は、
平均33万2251円
でした。
かなり高額なのでは?やはり花粉症の悩みは相当深刻なんですね・・・。
ちなみに「職場で忘れずに持っていくもの」の問いには、携帯電話が49.5%でトップ、次いでティッシュ38.1%、鼻炎薬34.5%と続いています。
鼻炎薬は常にバッグに入っており、多くの人が職場にも常備しています。
また、商談を始める時には「まず花粉症であることをわびる」という人が48.3%いました。
このサイトでは散々書いてますが、花粉症の症状に悩んでいるなら乳酸菌食品の摂取がオススメです。
私はヨーグルト(明治のトクホタイプのヨーグルトです)を食べる習慣があり、花粉症の症状はほとんど出ません。
また、私の父は一時期花粉症に悩まされていましたがヨーグルトを食べるようになってからはウソのように症状がおさまっています。
ちなみに某乳酸菌飲料メーカーが親会社のあるプロ野球球団は、他の球団よりも花粉症に悩まされる選手が少ないそうです。
乳酸菌食品は手軽に入手できるので一度試してみてはいかがでしょうか?