ロンドンでタクシー運転手になるための資格をとるのは世界一難しいそうです。
320の一般的なルートに加えて、ロンドンに無数にある大小あらゆる街道や抜け道、公共施設・ホテルの位置などを覚えなくてはいけません。
まじめに勉強しても合格するのに3年以上かかることも。
この試験の合格者は、方向や記憶情報を司る海馬が一般の人より大きくなるという調査結果もあります。
カーナビが普及してきた昨今ですが、自分の「脳ナビ」に誇りを持つロンドンのタクシー運転手達がカーナビを車に積むのはまだまだ先のようです。
・・・これは言い換えるなら、「カーナビは人間の脳が発達する可能性を摘んでいる」ということでしょうか?
まぁカーナビは初めてドライブする場所の道案内に使うのがメインでしょうから、あまり関係ないですかね。
渋滞状況など、ドライブに役立ついろんな情報も簡単に手に入るので便利であることは間違いありません。
ちなみに私の車にはいまだに(07年現在)カーナビが搭載されておりません。
遠出することがほとんど無いので必要ないのです。(単にカーナビを購入するお金が無いだけだという話もありますが・・・)
あまりなじみの無いところにたまに行くと、自分のカンを頼りに運転してハマってしまうこともしばしば。
そんな時は「脳を鍛えているんだ!」と負け惜しみを言ったり、「カーナビだってヘンな案内をすることがあるじゃないか!」とつぶやいたりしています。