一時期、メディアで「ウーロン茶重合ポリフェノール」という成分を頻繁に目にしました。

このポリフェノールを食事中に摂取すると、摂取しなかった場合と比べて食後の中性脂肪の上昇が約20%抑制されるそうです。


さらに、このポリフェノールは脂肪を体外に排出しやすくする効果もあり、摂取することで便中の脂肪排泄量が2倍も増えるとされています。
 
ウーロン茶重合ポリフェノールはリパーゼの働きを阻害する作用があります。リパーゼはすい臓から分泌される消化酵素で、中性脂肪を分解します。
 

 
膵炎などですい臓が不調に陥るとすい臓の細胞が破壊されると、血液中のリパーゼの量が増えます。(そのため、血中リパーゼの量を調べることで、すい臓が病気になっていないかどうかがわかります)
 
ウーロン茶重合ポリフェノールがリパーゼの働きを阻害すると脂肪が分解・吸収されなくなります。結果的に体外に排出される脂肪分が多くなるわけです。
 
ウーロン茶重合ポリフェノールを強化した飲料には特定保健用食品の指定を受けているものがあります。
 
最近は「脂肪の吸収を抑える」あるいは「体脂肪を燃焼しやすくする」と銘打ったトクホ飲料がいくつも販売されています。
 
こういった飲料は習慣として続けて飲むのが最も効果的ですが、宴会シーズンなどで外食が続く場合はその期間だけでも(いわば期間限定で)続けて飲むのも良いのではないでしょうか。
 
油っこい食事が続いても脂肪分の排出を助けてくれるでしょう。