プロ野球・阪神タイガースで活躍した赤星憲広さんは閉所恐怖症のため、MRI検査が苦手だそうです。
 
あの狭い中に入って気分が悪くなり、吐いてしまったこともあります。
 
閉所恐怖症では、ある程度の窮屈さを伴う場所に一定時間閉じ込められると激しい不安や恐怖を感じるようになります。

MRIの他にもエレベーターの中、満員の電車やバス、車の中、トイレの中でも発症することがあります。
 
ネットであれこれ情報を拾ってみると「閉所恐怖症なのでMRIがつらい」という意見は意外と多く目にします。
 
 
MRIの撮影には20分から最高に長くて1時間半ほどかかるので、MRI検査の前には「閉所恐怖症ですか?」と聞かれるそうです。
 
多少不安であっても、検査は緊急用のボタンを手に持った状態で行います。場合によっては医師が精神を安定させる薬を出してくれます。
 
軽い閉所恐怖症でも、何度かMRIを経験するうちに慣れてくることもあり、検査中に寝ることができるようになる人もいます。
 
対処法として、意識して深い呼吸を行うと心が落ち着いてくるそうです。緊張した場面と同じでしょうか?
 
 
どうしてもMRIがムリならCTに変更するなどの処置は一般的に行われています。
 
ちなみにある統計によると、何らかの恐怖症を持つ人は人口の40%ほどいて、女性の方が男性よりも2~3倍多くなっています。