亜鉛は最近になって不足が取りざたされています。

「昔ながらの食習慣」が一般的だった時代は亜鉛が不足することはありませんでした。




昔は十分だった亜鉛 現代で不足している理由

米類、雑穀、大豆など亜鉛を含む食品をたくさん食べていれば、自然と亜鉛を摂取できていたのです。
 
しかし米食離れが進み、添加物を含む食品を食べる機会が増えるにつれて亜鉛が不足するようになってきました。
 
合成保存料などの食品添加物の中には亜鉛の吸収を妨げるものがあるのです。
 

 
また現代では、特に女性の間でダイエットがもてはやされています。
 
極端な偏食によるダイエットでご飯類や肉類を食べないと亜鉛不足に陥ることがあるのです。




不足するとこんな不調が 多く含む食品

亜鉛は栄養成分としては地味な印象がありますが、体内にある200~300種類の酵素の構成および活性化に関わっています。
 
亜鉛不足に陥るとこれらの酵素がうまく働けないため、非常に広範な機能に悪影響を及ぼすのです。
 
代表的なものを挙げます。

・免疫力の低下
・肌荒れや皮膚炎などの肌トラブル
・抜け毛
・味覚・嗅覚障害
・子供の発育障害
・精力減退
 

 
食事が偏食気味、あるいは食品添加物の多い食品を頻繁に食べる場合は注意が必要です。
 
亜鉛を多く含む食品では何と言っても牡蠣がナンバーワンです。
 
牡蠣には100gあたり亜鉛が13mg強含まれています。その他にも大豆食品、レバー、牛肉、うなぎ、チーズといった食品は亜鉛を多く含んでいます。
 

 
ちなみに、クエン酸やビタミンCは亜鉛の吸収を助けてくれる働きがあります。
 
牡蠣を食べる時にレモンをかけるのは理にかなってるわけです。