このコンテンツでは、玄米の栄養や個人的な思い出話を紹介しています。(健康面で役に立つ話ではありません)

思い出話は、私が料亭で働かせてもらっていたころの話です。
 
そこの大将から、お客さんに出す玄米を炊くよう言われた私は…。




玄米の栄養 ビタミン・ミネラルたっぷり

玄米は胚芽や糠がついていて、発芽能力があることから昔は「生き米」と呼ばれていました。
 
たんぱく質をはじめ、脂質、炭水化物、ビタミンE、B類、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄が含まれ、食物繊維もたっぷりです。
 

 
米の炭水化物は消化されてブドウ糖になり脳のエネルギー源になります。その代謝の際に必要なビタミンB1が玄米には豊富に含まれています。
 
しかもイライラを防止してくれるギャバ(ガンマアミノ酪酸)も豊富なので玄米は頭脳食でもあります。
 
私の場合、朝から玄米を食べると、その日は「やる気」が持続します。(この件については、下の関連記事もご覧下さい)

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大将の心を奪った私の玄米(思い出話です)

別のコンテンツでも書いてますけど、私は料亭で一時期働いていたことがあります。
 
その料亭ではランチの定食メニューで玄米を出しており、私はその玄米を炊いていました。
 
玄米は何となく「炊くのが難しい」というイメージがありますが、料理長はじめ先輩方から詳しく教わったこともあり、どうにかお客さんに出せるくらいのものは炊けていました。
 
(とはいえ失敗も数多くあり、そういう時は雑炊などにしてまかないになります。ちなみに圧力鍋で炊いていました)
 
玄米を炊くのに慣れるようになってからも、たま~に出来がブレることがあります。ちょっと柔らかいor固いと感じたら、料理長にチェックしてもらってました。
 
(以下は、私はその場にいなかったので聞いた話です)
 
それなりに安定して炊けるようになったある昼どき、店に来た大将(いわゆるオーナーシェフ。大将と呼んでました)が、私が炊いた玄米を何気なく食べました。
 

 
するといきなり「これ、オレにくれ!」と言い、自宅に持って帰ったのです。
 
大将は食事療法に非常に詳しく、日頃から白米はあまり食べず、自宅でも玄米を食べてました。
 
その大将が自分の昼食に、私が炊いた玄米を持って帰ったのです。なんでも、私の玄米を非常に気に入ったのだとか。
 
後からその話が出た時、大将が私に「あの時の玄米は最高(大将は良い味を形容するときによく「最高」と言ってました)だったぞ」と言ってくれたことがあります。
 
オーナーシェフなので味には当然うるさい人です。
 
その人から「最高」と言われたことで、私も「いい仕事をしたんだ」とうれしくなったものです。
 
その玄米は「出来のブレ」が良いほうに絶妙に働いていたようです。
 
それ以降、そのような玄米を果たして何回再現できていたかは怪しいものですが・・・。