実家に帰ったら、某公共放送「ためしてガッテン」の本があり、「AGE」について特集されていました。
これは Advanced Glycation End-products の略で、「終末糖化産物」を意味します。
(このコンテンツはNHKためしてガッテン2011~2012冬号24~31ページを参考にしています)
様々な悪さをするAGE たんぱく質が糖化されて起きる
AGEは全身の老化にかかわっていて、身体のあらゆる組織に蓄積します。
肌のハリを失わせたり、骨や血管をもろくするなど老化現象を起こすのです。(老化物質だけにAGEとは・・・)
AGEは、たんぱく質が糖によって糖化されてできます。
この糖化は「メイラード反応」といいます。
小麦粉や卵のたんぱく質が砂糖と結びつき、加熱されると香ばしさが増し、食べ物が美味しくなるのもメイラード反応によるものです。
体内のたんぱく質と糖が結びつき、加熱の代わりに時間の経過で糖化が進み、AGEが形成されるのです。
それでは、AGEを増やさないためにはどうすればよいのでしょうか?
高血糖を防いでAGE発生防止 老化しやすい器官は
答えは「高血糖状態にならないこと」です。
高血糖になると糖化のリスクが上がってしまうのです。
糖尿病になるのは最悪です。糖尿病は老化を加速する病気とも言えるのです。
たんぱく質によって糖化されやすさに違いがあり、糖化されやすいたんぱく質としてコラーゲンがあります。
コラーゲンの多い皮膚、骨、血管、目は、糖化の影響を受けやすい、つまり老化しやすい器官なのです。
AGE発生を防ぐために食事での一工夫
AGEを防ぐ、つまり糖化(=老化)を防ぐには、このサイトでも何度か紹介した、「食後血糖値を急激に上げない方法」が有効です。
具体的には、
・食前に牛乳を飲む
といったことですね。
よく噛むことも、早食いを防ぐので血糖値の上昇をゆるやかにします。